
小さな星座ですが、ひつじの頭にある2等星ハマルと3等星シェラタンの2つは見つけやすいでしょう。20時〜21時ごろの時間だと、10月〜2月ごろに見ることができます。
星座占いの
順番では
最初の星座ですが、このページで
紹介するのは
最後となりました。これで星座占いの12星座を1年かけてすべて紹介したことになります。これから1年は1等星がある星座を中止に
季節の星座を紹介してゆきます。

おひつじ座の物語古代バビロニア時代(今から4,000年〜3,000年くらい前)は、
現在ペガスス座となっている四角い畑に麦のたねをまく
農夫のすがたとされていました。
ギリシャ神話では空とぶ金色の羊とされています。オルコメノス(ギリシャの都市の一つ)のプリクソス王子が、
継母にころされそうになったとき、この羊に乗ってコルキス(現在のジョージア)までにげたという話になっています。その後、イオールコス(ギリシャの都市の一つ)の王子イアーソーンが50人の
英雄(アルゴナウタイ)を集め、
巨大船アルゴー号に乗って金色の羊をもとめてコルキスまで
冒険する物語にも登場します。

おひつじ座の天体
ひつじの角 ハマルのそばに、横向きのUの字に星がならんでいて、羊の角のようにもみえます。
双眼鏡で
観察してみましょう。
メサルティム(おひつじ座ガンマ星) ほとんど同じ明るさの白い星が2つならぶ、ふたごのような二重星です。双眼鏡で2つに見るのはむずかしいので、
望遠鏡で観察してみましょう。
人類がはじめて望遠鏡で発見した二重星で、1664年にロバート・フックが発見しました。
おひつじ座ラムダ星) 黄白色と青の星がならぶ、美しい二重星です。双眼鏡で2つに見るのはむずかしいので、望遠鏡で観察してみましょう。
きたばえ座 現在は使われていない星座です。羊のしっぽの部分に星が三角形にならんでいます。双眼鏡で観察してみましょう。17
世紀にみつばち座として作られたものが、すずめばち座、はえ座と名前がかわりました。


紫色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(
国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6枚目の図はプラネタリウムソフト
Stellarium をもとに作成しました。
posted by rihaku at 00:00|
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星空