
金星(宵の明星)が日没後の南西の空に見えるようになってきました。これから来年3月下旬まで、日没時の高度がどんどん高くなってゆき、その後5月下旬頃まで西の空に見ることが出来ます。

その高度を上げている金星と、逆に高度を下げている木星のすれ違う様子が、11月下旬の17時〜17時半頃観察できます。マイナス4等級(1等星の90倍の明るさ)の金星、マイナス2等級(1等星の14倍の明るさ)の木星、とても明るい2つの星の競演を眺めてみましょう。ただし、高さが約10度と低いので、南西方向が見通せる場所で観察しましょう。最も接近するのは11月24日で、1.4度まで接近します。

また、11月28日、29日は、その金星・木星と細い月が並びます。左上に光る土星と合わせて、こちらの競演も楽しみましょう。
木星は、この華々しい競演を最後に、来年2月下旬まで(夜半前だと5月上旬まで)しばらく見れなくなります。
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は実際よりも大きく描いています。)

posted by rihaku at 00:00|
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接近現象