
6月中旬、火星と海王星が接近して見えます。最も接近するのは6月14日未明で、約1.6度(満月3個分)まで接近します。明るい火星(0等級)の近くで探しやすいので、海王星を見つけるチャンスです。

海王星は8等星で肉眼では見えないので、見るためには望遠鏡や大きめの双眼鏡(口径40mm以上くらい)が必要になります。下の図をたよりに海王星を探してみて下さい。6月13、14日は、20倍の望遠鏡でも同じ視野に火星と海王星が見えます。海王星は青い色をしているので、他の星と区別がつきます。海王星の見かけの大きさは火星の1/4なので、小さな望遠鏡や双眼鏡では、点に見えるだけで表面の模様などは見えません。

火星と海王星は0時頃東の空から上ってきますが、観察ができるようになるのは1時半頃からでしょう。空が明るくなる3時半頃まで南東の空に見えます。6月13日には、月と火星が接近しますが、海王星を観察する場合は、この日以外が良いでしょう。
(画像はプラネタリウムソフト
Stellarium で作成。月は実際の3倍の大きさで描いています。2度の視野は、20倍の望遠鏡で見たときのだいたいの視野。)


posted by rihaku at 00:00|
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接近現象