2021年04月01日

4月の星空

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★ 桜の咲く季節となりました。オリオンなど冬の夜空に輝いていた星たちは西に傾き、しし座、おとめ座、うしかい座など春の星座が東から上ってきました。春の南の空に横たわるうみへび座は、全天でいちばん大きく、かつ、いちばん長い星座です。ちょうど4月の22時頃に全体を見渡すことができます。いちばん明るい2等星アルファルド以外は3等星以下の星しかなく、大きい割には街中では見つけにくい星座ですが、あなたはうみへび座の星をいくつ見つけられるでしょうか?

★ 注目の天文現象
星2   3日〜8日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 17日:月と火星が接近
星2 19日:月面Xが見られる
星2 22日〜26日:HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が上空を通過

★ 今月の惑星
水星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
金星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
火星 ★ 日の入り30分後くらいから21時半頃まで、西の空に見えます。
木星 ★ 4時頃から日の出30分前頃まで南東の空に見えます。
土星 ★ 3時半頃から日の出30分前頃まで南東の空に見えます。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 5:44 / 入り 18:18
11日 出 5:31 / 入り 18:26
21日 出 5:18 / 入り 18:33

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  4日 ★ 下弦(半月)
     出 00:46/入 10:32
12日 ★ 朔 (新月)
     出 05:45/入 18:32
20日 ★ 上弦(半月)
     出 10:55/入 01:43(翌日)
27日 ★ 望 (満月)
     出 18:50/入 05:52(翌日)

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2021年03月01日

3月の星空

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★ 2月19日、アメリカNASAの探査機「パーサビアランス」が火星に着陸し話題となりました。同じく9日には、種子島から日本のロケットで打ち上げられたアラブ首長国連邦の探査機「アル・アマル(HOPE)」が火星の周回軌道に到着、10日には中国の探査機「天問1号」も到着(5月に着陸予定)と、先月は火星探査のニュースで持ち切りでした。
その火星がおうし座を移動してゆく様子が今月は観察できます。火星自体は昨年10月の最接近時の3倍以上離れてしまったので、表面の模様などは観察できませんが、おうし座のプレアデス星団、ヒアデス星団とのカラフルな競演を楽しみましょう。

★ 注目の天文現象
星2   4日頃:火星とプレアデス星団が接近
星2   7日〜11日:HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が上空を通過
星2 16日〜19日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 19日:月と火星が接近
星2 19日:ふたご座κ星の食

★ 今月の惑星
水星 ★ 3日頃まで、日の出前の南東の空低くに見えます。
金星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
火星 ★ 日の入り30分後くらいから22時頃まで、西の空に見えます。
木星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
土星 ★ 下旬以降、日の出前の南東の空低くに見えるようになります。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 6:26 / 入り 17:52
11日 出 6:13 / 入 18:01
21日 出 5:59 / 入 18:09
31日 出 5:45 / 入 18:17

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  6日 ★ 下弦(半月)
     出 00:41/入 10:50
13日 ★ 朔 (新月)
     出 06:21/入 17:48
21日 ★ 上弦(半月)
     出 10:27/入り 01:22(翌日)
29日 ★ 望 (満月)
     出 17:40(前日)/入り 06:12

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2021年02月13日

けいはんな科学体験フェスティバル2021 オンラインワークショップ「冬の星座めぐり」

★ 冬の星座めぐりの動画は コチラ からご覧下さい。(38分)

★ けいはんな科学体験フェスティバル2021のサイトは コチラ

冬の星座めぐり1.jpg

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2021年02月01日

2月の星空

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★ 夜半前には、火星、アルデバラン、ベテルギウスと赤い星が3つ並んでいて、そのまわりには、カペラ、ポルックス、リゲル、シリウス、プロキオン、レグルスと1等級の星が合計9つ(南の空低くに、りゅうこつ座のカノープスが見えていれば10個)かがやいていて、はなやかな夜空です。
今月は、木星、土星、金星は太陽に近く、しばらくの間観望できません。水星は下旬の明け方の東の空で観望好期となります。
19日には、約1年ぶりに「月面X」が見られます。

★ 注目の天文現象
星2   4日〜8日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 19日:月面Xが見られる
星2 23日〜3月2日頃:明け方の水星観望好期、木星、土星も並ぶ

★ 今月の惑星
水星 ★ 23日〜3月2日頃、日の出前の南東の空低くに見えます。
金星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
火星 ★ 日の入り後から23時頃まで、南西〜西の空に見えます。
木星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
土星 ★ 太陽に近く観望に適しません。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 6:55 / 入り 17:26
11日 出 6:46 / 入り 17:36
21日 出 6:36 / 入り 17:45

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  5日 ★ 下弦(半月)
     出 00:30/入り 11:25
12日 ★ 朔 (新月)
     出 07:16/入り 17:58
20日 ★ 上弦(半月)
     出 10:38(前日)/入り 00:42
27日 ★ 望 (満月)
     出 17:44/入り 07:11(翌日)

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2021年01月03日

しぶんぎ座流星群

★ 三大流星群の1つ、しぶんぎ座流星群の活動がピークを迎えます。1月4日0時(3日24時)〜5時半頃にかけて、たくさんの流れ星が見られると予想されます。残念ながら今年は月明かりがあるので、見える流れ星の数が少なくなります。1時間に数個程度の流れ星が見られるでしょう。
★ 「しぶんぎ座」というのは、うしかい座とりゅう座の間に昔あった星座で、現在はありません。チリの粒が昔のしぶんぎ座の方向(「放射点」といいます)の宇宙から地球に飛び込んで来て、流れ星となって見えるので、「しぶんぎ座流星群」という名前がついています。しかし、流れ星はしぶんぎ座に限らず、夜空のどこにでも現れるので、望遠鏡や双眼鏡は使わず、月の方を見ないようにして、肉眼で夜空全体を観察しましょう。
★ 街灯や家の灯りが目に入らない、なるべく暗い場所で観察しましょう。暗い場所に行ってから、暗さに慣れて流れ星が見えるようになるまで時間がかかります。最低でも15分間は観察を続けましょう。また、この季節の屋外はとても冷えます。しっかり寒さ対策をして観察しましょう。

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2021年01月01日

1月の星空

2020年1月の星空

★ 夜空には、ぎょしゃ座、おうし座、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座と冬を代表する星座が勢揃いしています。また、火星も、昨年10月の最接近時と比べると1/10以下の明るさになってしまいましたが、まだ0等級(1等星の2〜3倍)の明るさで輝いています。
昨年12月に大接近した木星、土星は、いよいよ見えなくなります。夜半前に見られるようになるのは、6月以降になります。木星、土星と入れ替わるように、今月後半、日没後の西の空で水星が観望好期となります。

★ 注目の天文現象
星2   3日〜4日:しぶんぎ座流星群の活動ピーク
星2 16日〜21日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 17日〜30日頃:水星の観望好期
星2 20日頃:火星と天王星が接近
星2 20日〜24日:HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が上空を通過

★ 今月の惑星
水星 ★ 17〜30日頃、日の入り後の西の空低くに見えます。
金星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
火星 ★ 日の入り後から深夜0時頃まで、ほぼ真上〜西の空に見えます。
木星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
土星 ★ 太陽に近く観望に適しません。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 7:04 / 入り 16:57
11日 出 7:04 / 入り 17:05
21日 出 7:01 / 入り 17:15
31日 出 6:56 / 入り 17:25

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  6日 ★ 下弦(半月)
     出 23:16(前日)/入り 11:43
13日 ★ 朔 (新月)
     出 07:07/入り 17:00
21日 ★ 上弦(半月)
     出 11:41/入り 01:00(翌日)
29日 ★ 望 (満月)
     出 16:42(前日)/入り 07:22

2020年1月の星空




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2020年12月01日

12月の星空

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★ 6月頃から観望好期だった木星と土星は今月いっぱいで見納めですが、2惑星の間隔は、12月初めには約2度に接近していて、12月21日には0.1度に大接近します。木星と土星の接近は、次は2040年まで見られません。
14日頃にピークを迎えるふたご座流星群は、月明かりがなく条件良く見られます。
日本からは見られませんが、はやぶさ2再突入カプセルの地球帰還にも注目です。

★ 注目の天文現象
星2   5日〜9日:HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が上空を通過
星2   6日:はやぶさ2再突入カプセルが地球帰還(日本からは見れません)
星2   8日〜12日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 13日:月と金星が大接近
星2 13日〜14日:ふたご座流星群の活動ピーク
星2 17日:月、木星、土星が集合
星2 21日頃:木星と土星が大接近

★ 今月の惑星
水星 ★ 太陽に近く、観望に適しません。
金星 ★ 日の出前の南東の空低くに見えます。
火星 ★ 日の入り後から深夜1時頃まで、南東〜西の空に見えます。
木星 ★ 日の入り後、南西の空低くに見えます。
土星 ★ 日の入り後、南西の空低くに見えます。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  5日 出 6:49 / 入り 16:46
15日 出 6:56 / 入り 16:47
25日 出 7:02 / 入り 16:52

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  8日 ★ 下弦(半月)
     出 23:12(前日)/入り 12:37
15日 ★ 朔 (新月)
     出 07:21/入り 17:15
22日 ★ 上弦(半月)
     出 12:21/入り 00:24(翌日)
30日 ★ 望 (満月)
     出 16:57/入り 07:54(翌日)

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2020年11月01日

11月の星空

2020年11月の星空

★ 10月6日に地球に6,200万kmまで接近した火星は、11月初めに7,000万km、11月末に1億kmと急速に遠ざかってゆきますが、まだ1等星の10倍くらいの明るさで赤く輝いています。
6月頃から観望好期だった木星と土星もいよいよ見納めです。2惑星の間隔は、11月初めに約5度くらいですが、11月末には約2度にまで急接近し、12月22日には0.1度に大接近します。
今月は、明け方の水星、金星にも注目です。

★ 注目の天文現象
星2   5日〜20日頃:水星が観望好期
星2 13日:月と金星が接近
星2 14日:月と水星が接近
星2 18日〜21日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 19日:月、木星、土星が集合

★ 今月の惑星
水星 ★ 5日〜20日頃、夜明け前の東の空に見えます。
金星 ★ 明け方の東の空に見えます。
火星 ★ 日の入り後から深夜2時〜3時頃まで、東〜南〜西の空に見えます。
木星 ★ 日の入り後から19時〜20時頃まで、南西の空に見えます。
土星 ★ 日の入り後から19時〜20時頃まで、南西の空に見えます。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  5日 出 6:21 / 入り 16:59
15日 出 6:30 / 入り 16:52
25日 出 6:40 / 入り 16:47

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  8日 ★ 下弦(半月)
     出 23:10/入り 13:25(翌日)
15日 ★ 朔 (新月)
     出 06:09/入り 17:00
22日 ★ 上弦(半月)
     出 12:53/入り 23:43
30日 ★ 望 (満月)
     出 16:45/入り 07:15(翌日)

2020年11月の星空


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2020年10月01日

10月の星空

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★ ベガ(こと座)、アルタイル(わし座)、デネブ(はくちょう座)の「夏の大三角」は西の空に移り、ペルセウス座、カシオペヤ座、アンドロメダ座、ペガスス座、くじら座といった秋の星座が東の空に見えてきました。
今月は、中秋の名月、火星の最接近など、天文現象が盛り沢山です。

★ 注目の天文現象
星2   1日:中秋の名月
星2   3日:金星・レグルスが接近
星2   3日:月・火星が接近
星2   6日:火星が地球に最接近
星2   7日〜10日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 17日〜20日:HST(ハッブル宇宙望遠鏡)が上空を通過
星2 29日:十三夜(栗名月)
星2 29日:月・火星が接近

★ 今月の惑星
水星 ★ 上旬に日没後の西の空に見えますが、高さが10度以下で、観望は難しいです。
金星 ★ 3時半〜4時半ごろから日の出前まで東の空に見えます。
火星 ★ ほぼ一晩中、東〜南〜西の空に見えます。
木星 ★ 日の入り後から20時〜22時ごろまで南〜南西の空に見えます。
土星 ★ 日の入り後から20時半〜22時半ごろまで南〜南西の空に見えます。

★ 日の出・日の入り【奈良市】
  5日 出 5:54 / 入り 17:35
15日 出 6:02 / 入り 17:22
25日 出 6:11 / 入り 17:10

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り【奈良市】
  2日 ★ 望 (満月)
   出 17:44(前日)/ 入り 05:49
10日 ★ 下弦(半月)
   出 22:19(前日)/ 入り 13:15
17日 ★ 朔 (新月)
   出 06:10 / 入り 17:51
23日 ★ 上弦(半月)
   出 12:54 / 入り 22:51
31日 ★ 望 (満月)
   出 17:07 / 入り 06:29(翌日)

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2020年09月01日

9月の星空

2020/09星空

★ 南の空には木星と土星が並んで輝いていますが、夜遅くには東の空に火星も上って、3惑星が見られるようになります。
9月から10月にかけて、火星は地球との距離が7,000万km(地球〜太陽間の約半分)を切り、見かけの大きさ(直径)は20″(0.005度)以上、明るさはマイナス2等(1等星の20倍)より明るくなり、2年ぶりの観望好期となります。ぜひ望遠鏡で観察してみましょう。

★ 注目の天文現象
星2 14日:月、金星、プレセペ星団が接近
星2 16日〜21日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 25日:月、木星、土星が集合

★ 今月の惑星
水星 ★ 下旬に日没後の西の空に見えますが、高さが10度以下で、観望に適しません。
金星 ★ 3時ごろから日の出前まで東の空に見えます。
火星 ★ 20時〜22時ごろから明け方まで東〜南西の空に見えます。
木星 ★ 日の入り後から22時〜0時ごろまで南〜南西の空に見えます。
土星 ★ 日の入り後から22時半〜0時半ごろまで南東〜南西の空に見えます。

★ 日の出・日の入り【奈良市】
  5日 出 5:32 / 入り 18:18
15日 出 5:40 / 入り 18:04
25日 出 5:47 / 入り 17:49

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り【奈良市】
  2日 ★ 望 (満月) 出 18:45/入り 06:04(翌日)
10日 ★ 下弦(半月) 出 22:49/入り 13:34(翌日)
17日 ★ 朔 (新月) 出 05:00/入り 18:13
24日 ★ 上弦(半月) 出 13:09/入り 23:02

2020/09星空


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