2024年05月19日

季節の星座案内 〜かみのけ座〜

★ しし座とうしかい座の間にある星座です。いちばん明るい星でも4等星なので、街中まちなかでは肉眼にくがんで見えません。双眼鏡そうがんきょうで見ると、暗い星がたくさん集まっていることが分かり、昔の人はこれをかみのけに見立てたのだなと感じます。20時〜21時ごろの時間だと、3月〜7月ごろに見ることができます。

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★ かみのけ座の物語
ヘレニズム時代(今から2000〜2300年くらい前)には、エジプトの王妃おうひベレニケ2世が、戦争に行った国王プトレマイオス3世の無事を祈って女神アフロディーテにささげた髪の毛とされていました。星座としてあつかわれるようになったのは16世紀せいきに入ってからのことです。

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★ かみのけ座の天体

★ Melメロッテ 111
たくさんの星が三角形に集まっている星団せいだんです。双眼鏡そうがんきょうで見ると、視野しやいっぱいに数十の星が見えます。地球から260光年のきょりにあります。
★ かみのけ座24番星
オレンジ色の5等星と青い7等星がならんでいて、色の対比たいひが美しい二重星です。双眼鏡そうがんきょうでは1つの星にしか見えないので、望遠鏡ぼうえんきょう観察かんさつしましょう。
★ かみのけ座32番星、33番星
オレンジ色の6等星と白い7等星がならんでいる二重星です。双眼鏡そうがんきょうでも2つに分かれて見えます。

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むらさき色の大きい円は5倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(10度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。リンク先は 国立天文台ギャラリー、または、栗田直幸さんのサイトStellar Scenesです。
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2024年05月01日

季節の星座案内 〜からす座〜

★ 2等星より明るい星はないですが、まわりに明るい星がないので、4つの3等星が四角くならんでいるのが見つけやすい星座です。5倍くらいの双眼鏡そうがんきょう視野しやにすっぽり入る小さな星座です。20時〜21時ごろの時間だと、4月〜7月ごろに見ることができます。

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★ からす座の物語
古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、うみへび座(つのと前足とつばさを持ったりゅう)のしっぽにのる鳥としてえがかれています。
ギリシャ神話では、太陽神アポロンに水くみを命じられたものの、さぼってばつをうけたカラスのすがたとされています。

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★ からす座の天体

★ 矢、スターゲート
からす座の左上に矢の形に星がならんでいます。双眼鏡そうがんきょう観察かんさつしてみましょう。矢の先を50倍くらいの望遠鏡ぼうえんきょうで見ると、星が二重の三角形にならんで見えます。「スターゲート」とよばれています。

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むらさき色の大きい円は5倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(10度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜3まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
タグ:星座
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2024年03月24日

季節の星座案内 〜うみへび座〜

★ 全天でいちばん大きく、いちばん長い星座ですが、明るい星は2等星アルファルドの1つだけで、あとは3等星5つがはなればなれにあって、へびの形は分かりにくいです。20時〜21時ごろの時間だと、4月〜6月ごろに見ることができます。

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★ うみへび座の物語
古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、ライオン(しし座)が乗る、つのと前足とつばさを持ったへび(りゅう)のすがたとされていました。
「うみへび座」という名前ですが、ギリシャ神話では、このへびは海とは関係かんけいありません。太陽神アポロンに命じられた水くみをさぼったからす(からす座)が、「へびにじゃまされて水がくめませんでした」といううその言いわけをするために、つれてこられたへびのすがたとされています。
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★ うみへび座の天体
★ へびの頭
うみへび座の右上に3、4等星が6つかたまっています。双眼鏡そうがんきょう観察かんさつしてみましょう。

★ Mメシエ48
へびの頭の右下、いっかくじゅう座との境界きょうかい近くにある星団せいだんで、地球から1,500光年のきょりにあります。シャネルのココマーク B7jUl_sw_24x24.png のような形に星が集まっている様子が見えます。双眼鏡そうがんきょう望遠鏡ぼうえんきょう観察かんさつしてみましょう。

★ うみへび座U星
うみへび座の真ん中あたりにU星という5等星があります。炭素たんそ星というしゅるいのとても赤い星です。

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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は 国立天文台ギャラリー です。
タグ:星座
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2024年02月13日

季節の星座案内 〜りゅうこつ座〜

★ もともとはアルゴ座という大きな船の星座でしたが、とても大きな星座だったので、今から100年くらい前に、りゅうこつ座(船底せんてい)、とも座(船尾せんび)、ほ座()の3つの星座に分けられました。天の南極なんきょくに近い星座なので、日本では星座のごく一部分しか見ることができません。20時〜21時ごろの時間だと、2月〜3月ごろに見ることができます。

★ りゅうこつ座の物語
りゅうこつ座の元となったアルゴ座は、巨大きょだい帆船はんせんの星座でした。イオルコス(今のギリシャにあった国)の王子イアーソーンが黄金の羊(おひつじ座)の毛皮をもとめて、コルキス(今のジョージアにあった国)まで冒険ぼうけん航海こうかいをしました。ヘラクレスやふたごのカストルとポルックス、名医アスクレピオス(へびつかい座)も、ともにこの船に乗りこみ旅をしました。

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★ りゅうこつ座の天体
★ カノープス
全天で2番目に明るい星(1番はシリウス)ですが、南の地平線すれすれにしか見えず(奈良だと地平線から高さ3度以下いか)、めったに見られない星です。本当は1等星ですが、大気による光の吸収きゅうしゅうで、じっさいには3等星の明るさでしか見えません。
2月後半だと20時〜20時半ごろ、3月前半だと19時〜19時半ごろが観察かんさつのチャンスです。遠くまで雲のない天気のよい夜に、南の方角に見晴らしのよい場所でさがしてみましょう。おおいぬ座の前足の星ミルザムと後ろ足の星フルドをつないだ線を下にのばした先にあります。双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。

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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)です。
図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
タグ:星座
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2024年01月27日

季節の星座案内 〜ペルセウス座〜

★ 2等星が2つと3等星が5つ、カタカナの「ト」の形にならんでいて、見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、10月〜3月ごろに見ることができます。

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★ ペルセウス座の物語
古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、老人ろうじんのすがたとされていました。
ギリシャ神話では、大神ゼウスの息子、勇者ゆうしゃペルセウスのすがたとされています。ペルセウスがエチオピアを通りかかったとき、海の怪物かいぶつケートス(くじら座)におそわれようとしていた王女アンドロメダを助け、のちに二人はけっこんしました。

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★ ペルセウス座の天体

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★ 二重星団せいだん
ペルセウス座とカシオペヤ座の境界きょうかい近くに、NGC869、NGC889という2つの星団がならんでいます。地球から7,500光年のきょりにあります。双眼鏡そうがんきょうでも、ぼんやりとした光の集まりが2つみえます。望遠鏡ぼうえんきょうで見るとすばらしいながめです。

★ Melメロッテ20
ペルセウス座の「ト」の字の真ん中の星ミルファクの近くに星が「S」字形に集まっています。地球から600光年のきょりにあります。双眼鏡で見てみましょう。望遠鏡だと視野しやがせまく、全体が見えません。

★ アルゴル
ペルセウス座の「ト」の字の横ぼうの先にあたる星です。ふだんは2.1等級ですが、69時間(2日と21時間)ごとに3.4等級(1/3の暗さ)に暗くなる変光星へんこうせいです。暗い星が明るい星のまわりをまわっていて、暗い星が明るい星をかくすので暗くなる、食変光星しょくへんこうせいというしゅるいの変光星です。地球から90光年のきょりにあります。
このあと2月〜3月にアルゴルが暗くなるのは、2/7 22時ごろ、2/10 19時ごろ、3/1 21時ごろ、3/4 19時ごろ、3/24 19時ごろのそれぞれ前後3時間ほどです。明るい星なので暗くなるようすは肉眼にくがんでも観察かんさつできます。

★ Mメシエ34
アルゴルのそばにある星団せいだんで、地球から1,400光年のきょりにあります。双眼鏡でも10くらいの星が集まっている様子が見えます。

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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。

リンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenes倉敷科学センターです。
タグ:星座
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2023年12月29日

季節の星座案内 〜カシオペヤ座〜

★ 2等星と3等星が5つ、「W」または「M」の形にならんでいて、見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、8月〜3月ごろに見ることができます。

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★ カシオペヤ座の物語
古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、すき(牛馬に引かせて田畑をたがやす農具)の形とされていました。
ギリシャ神話では、古代エチオピアの王妃カシオペヤのすがたとされています。となりにあるケフェウス座が夫(国王)、アンドロメダ座が娘(王女)です。
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★ カシオペヤ座の天体
★ ラッキーセブン
カシオペヤ座の「M」のいちばん左(西)の星(カフ)からさらに左、ケフェウス座との境界きょうかいに、5〜7等星が10、数字の「7」の形にならんでいます。「7」からえだ分かれした「ス」の形に見えるという人もいます。双眼鏡そうがんきょうで見てみましょう。

★ エディーのコースター
カシオペヤ座の「M」の左(西)から3つ目の星の下あたりに、7〜8等星が10個以上いじょう、ジェットコースターのレールのような曲線きょくせんにならんでいます。イギリスのアマチュア天文家のエディ・カーペンターさんが見つけました。双眼鏡で見てみましょう。

★ カシオペヤ座WZ星
カシオペヤ座の「M」のいちばん左(西)の星(カフ)の少し下にとても赤い星(炭素たんそ星)があります。青白い星との二重星になっていて、望遠鏡で見ると対比たいひがとても美しいです。双眼鏡だと赤い星は見えますが二重星には見えません。

★ NGC475(ET星団)
カシオペヤ座の「M」の左(西)から4つ目の星(ルクバー)のそばに見える星団せいだんで、地球から8,000光年のきょりにあります。望遠鏡で見ると、映画「E.T.」に登場する宇宙人のすがたに見えます。「バルタン星人」「トンボ」「フクロウ」など、人によっていろいろな見方があります。双眼鏡でも、ETの目にあたる5等星と7等星の二重星が見えます。

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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenes の写真です。
タグ:星座
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2023年11月08日

季節の星座案内 〜アンドロメダ座〜

★ ペガスス座の四辺形しへんけいの左上の星は、実はペガスス座ではなくアンドロメダ座の星(アルフェラッツ)で、そこから左に4つまっすぐにならぶ2〜3等星がアンドロメダ座です。20時〜21時ごろの時間だと、9月〜2月ごろに見ることができます。

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★ アンドロメダ座の物語
古代メソポタミアア時代(今から4,000年〜3,000年くらい前)は、アンドロメダ座の一部分とうお座の一部分は、アヌニトゥという戦争せんそうの女神とされていました。
ギリシャ神話では、古代エチオピア国王ケフェウスと王妃カシオペヤの娘アンドロメダのすがたとされています。
海の怪物かいぶつケートス(くじら座)におそわれそうになったところ勇者ペルセウスに助けられ、ペルセウスと結婚けっこんしました。
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★ アンドロメダ座の天体
★ Mメシエ31
「アンドロメダ銀河ぎんが」の名前で有名な銀河です。1兆個の星が直径ちょっけい20万光年の円盤えんばんの形に集まっていて、地球から250万光年のきょりにあります。双眼鏡そうがんきょうでぼんやりと見えます。夜空の暗いところでは肉眼にくがんでも見えます。

★ ショッピングカート
とかげ座との境界きょうかいにあります。5〜6等星がショッピングカートの形に8つならんでいます。望遠鏡ぼうえんきょうだと視野しやからはみ出してしまうので、双眼鏡で見てみましょう。

★ ホームベース
7〜8等星がホームベースの形にならんでいます。そのうち、左上の星と下の星は二重星になっています。

★ ゴルフパター、アンドロメダ座56番星、NGC752
6〜8等星が7つ「J」の字のゴルフパターの形にならんでいて、その左がわの星の集まり(NGC752)がゴルフボールにあたります。パターの先が二重星(56番星)になっています。
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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
タグ:星座
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2023年08月30日

季節の星座案内 〜はくちょう座〜

★ 1等星デネブと5つの2〜3等星が十字の形にならんでいて、見つけやすい星座です。「南十字」に対して「北十字」(ノーザンクロス)ともよばれます。はくちょう座は天の川の中にあるので、双眼鏡そうがんきょう望遠鏡ぼうえんきょうで見るとたくさんの星を見ることができます。20時〜21時ごろの時間だと、7月〜11月ごろに見ることができます。

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★ はくちょう座の物語
古代バビロニア時代(今から4,000年〜3,000年くらい前)は、ウカドゥクカというあらし怪物かいぶつのすがたの一部とされていました。
ギリシャ神話では、大神ゼウスがスパルタ(現在げんざいのギリシャ)の王妃おうひレダに会いに行くとき変身へんしんした白鳥のすがたとされています。そのときレダがんだのがふたご座のカストルとポルックスとされています。
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★ はくちょう座の天体
★ デネブ
はくちょう座のデネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルの3つの1等星は「夏の大三角」とよばれ、理科の教科書にも出てきます。
ベガとアルタイルは地球からやく20光年と近くにありますが、デネブは1等星の中では一番遠い約1,400光年の距離きょりにあり、じっさいの明るさは太陽の5万倍というとても明るい星です。

★ はくちょう座オミクロン星
オミクロン1星とオミクロン2星は4等星の二重星で、双眼鏡でデネブと同じ視野しやに見れます。空の暗い場所では、2つの星がならんでいるのが肉眼にくがんでも見えます。
オミクロン1星を双眼鏡や望遠鏡で見ると、さらに30番星と31番星という2つの星に分かれて見えます。

★ サドル付近ふきん
サドルは、はくちょう座の十字が交差こうさしているところの2等星です。サドルの近くは天の川がくなっていて、双眼鏡や低倍率ていばいりつの望遠鏡で見ると視野いっぱいに星がたくさん見れます。

★ アルビレオ
はくちょうのくちばしにあたる星で、オレンジ色の3等星と青白い5等星の対比たいひが美しい二重星です。20倍以上の望遠鏡ぼうえんきょうで見ることができます。
宮沢賢治みやざわけんじの『銀河ぎんが鉄道の夜』にも登場し、宝石ほうせきのサファイアとトパーズにたとえられています。
「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオの観測所です。」
窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四むねばかり立って、その一つの平屋根の上に、もさめるような、青宝玉サファイア黄玉トパースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。


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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は 国立天文台ギャラリー です。
タグ:星座
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2023年07月03日

季節の星座案内 〜こと座、わし座〜

★ こと座は1等星ベガ、わし座は1等星アルタイルがあって、どちらも見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、こと座は6月〜11月ごろ、わし座は7月〜10月ごろに見ることができます。

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★ こと座、わし座の物語
ギリシャ神話では、こと座は竪琴たてごとの名手オルフェウスの竪琴、わし座は全能ぜんのうの神ゼウスがトロイヤ(現在のトルコ北西にあった国)の王子ガニメデを神々の給仕きゅうじにしようとさらったときに変身へんしんしたわしのすがたとされています。
日本や中国では、ベガは、天帝てんていのむすめ織姫おりひめ、アルタイルは牛いの彦星ひこぼしとされています。二人はなかのよい夫婦ふうふでしたが、天帝のいかりを買って、天の川の両岸りょうがんにわかれさせられています。年に一度、七夕の夜にだけ会うことがゆるされているというお話は、みなさん知っていますね。

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★ こと座、わし座の天体
★ 夏の大三角
こと座のベガ、わし座のアルタイルと、はくちょう座のデネブの3つの1等星をつないでできる三角形は「夏の大三角」とよばれます。理科の教科書にも出てきますね。

★ こと座イプシロン星
こと座にある5等星と6等星の二重星です。双眼鏡そうがんきょうで見ると2つの星に分かれて見えますが、100倍以上いじょう望遠鏡ぼうえんきょう観察かんさつすると、それぞれがさらに二重星に分かれて見えます。つまり、二重星の二重星(四重星)で、ダブル・ダブルスターとよばれます。

★ こと座デルタ星
オレンジ色の4等星と青白い6等星の対比たいひが美しい二重星です。双眼鏡そうがんきょうで2つの星がならんで見えます。

★ わし座〜たて座のCの字
わし座のしっぽからとなりのたて座にかけて、3等星〜5等星がCの字にならんでいます。双眼鏡そうがんきょうで観察してみましょう。

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ベガ、εLyr、δLyr.jpg
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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
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リンク先は 国立天文台ギャラリー です。
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2023年06月10日

季節の星座案内 〜へびつかい座、へび座〜

★ へびつかい座は、さそり座の上に、2等星と3等星が7つ、将棋しょうぎこまのような大きな5角形にならんでいて見つけやすい星座です。へびつかい座の右にへび座の頭が、左にしっぽがありますが、それぞれ3等星より明るい星は1つずつしかなく、へびの形はたどりにくいです。
20時〜21時ごろの時間だと、6月〜9月ごろに見ることができます。

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★ へびつかい座、へび座の物語
古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、いくさの神ザババとされていました。
ギリシャ神話では、医学の神アスクレピオスのすがただとされています。どくを持っていたり、脱皮だっぴによって若返わかがえるヘビは昔から医療いりょうのシンボルとされてきました。WHO(世界保健機関)のマークにも、ヘビがまきついたつえがえがかれています。
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★ へびつかい座、へび座の天体
★ へびの頭
へびの頭にあたる部分に4等星が三角形にならんでいます。双眼鏡そうがんきょう視野しやにちょうどおさまります。

★ IC4665
へびつかいの右かたの2等星ケバルライの少し上にある星の集まりです。双眼鏡そうがんきょうで同じ視野しやに見えます。やく30の星が集まっています。地球から1400光年のきょりにあります。

★ NGC6633
ひらがなの「し」の字の形に数十個の星が集まった星団せいだんです。地球から1000光年のきょりにあります。双眼鏡そうがんきょう観察かんさつしてみましょう。

★ IC4756
NGC6633のすぐ左にある星団です。数十個の星が集まっています。双眼鏡そうがんきょうだと、2つの星団が同じ視野に見えます。IC4756は星がまばらなので、街中まちなかでは少し見えづらいかも知れません。地球から1300光年のきょりにあります。

★ Mメシエ5
10万個以上いじょうの星が丸く集まっている球状きゅうじょう星団というしゅるいの星の集まりです。地球から2万5000光年と遠くにあります。双眼鏡そうがんきょうでも小さな光のにじみのように見えますが、ぜひ望遠鏡ぼうえんきょう拡大かくだいして観察かんさつしてみましょう。

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むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
各天体のリンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenes の写真です。
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