2024年03月16日

水星が観望好期

★ 3月16日〜29日ごろ、日の入り後の西のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、空が暗くなって1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。3月16日〜29日ごろは、水星が太陽からはなれていて、日の入り後の高さが高く、今年いちばんの観望かんぼう好期こうきです。
春休みにぜひ観察かんさつしてみましょう。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、西の方向に見晴らしのよい場所で、夜19時ごろに観察かんさつしてみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは3月25日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星より明るいので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。西の空には木星が明るくかがやいています。木星を目印めじるしに右下地平線近くをさがすとよいでしょう。

★ 水星の次の観望好期は、7月中ごろの夕方です。

水星_20240316-29.png
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。背景の星は3月22日の位置。)
タグ:水星
posted by rihaku at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期
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