2024年01月03日

水星が観望好期

★ 1月3日〜20日ごろ、日の出前の南東のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、上ってから1時間もすると空が明るくなってしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。1月3日〜20日ごろは、水星が太陽からはなれていて、日の出前の高さが高く、観望かんぼう好期こうきです。
この時期は日の出がおそいので、あまい早く起きなくても水星を見ることができます。冬休みにぜひ観察かんさつしてみましょう。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、南東の方向に見晴らしのよい場所で、朝6時〜6時半ごろに観察かんさつしてみましょう。日の出前の高さがもっとも高いのは1月9日ですが、水星は日に日に明るくなるので、期間の後半のほうが見つけやすいでしょう。1等星の数倍の明るさなので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。南東の空には金星が明るくかがやいています。金星を目印めじるしに左下をさがすとよいでしょう。太陽をあやまって見ないため、双眼鏡での観察は太陽が上る7時には終わるようにして下さい。

★ 1月9日には、近くに細い月も見えます。

★ 水星の次の観望好期は、3月後半の夕方です。

水星_20240103-0121.jpg
(背景の星は1月9日の位置。画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
タグ:水星
posted by rihaku at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期
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