
9月21日の夕方から夜にかけて、さそり座の1等星アンタレスの食が日本で見られます。
太陽が月にかくされる
現象を日食といいますが、
恒星が月にかくされる
現象を
星食といいます。夜空に星はたくさんありますので、いつもどれかの星が月にかくされていますが、1等星がかくされる星食は、とてもめずらしい現象です。奈良で夜にアンタレス食が見られるのは、2005年
以来18年ぶり、夜に1等星の食が見られるのは、2017年のアルデバラン食以来6年ぶりです。

奈良では、アンタレスは、17:18に月の左
側(暗い側)からかくれ、18:45に月の右側(明るい側)からあらわれます。その間、アンタレスは月にかくれて見えませんので、かくれる
瞬間(
潜入)とあらわれる瞬間(
出現)を
観察しましょう。
17:18はまだ日の入り前で空が明るいので、
肉眼では潜入は見られません。
双眼鏡か
望遠鏡を使って観察しましょう。その時、うっかり太陽を見ないよう気をつけてください。

夜のアンタレス食は、次は19年後の2042年まで見られません。夜に1等星の食が見られるのは、次は来年8月10日のスピカ食です。
posted by rihaku at 17:18|
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日食・月食・星食