
北斗七星からアークトゥルスまでのカーブをのばすと、おとめ座のスピカにたどり着きます。これは「春の大曲線」とよばれます。


古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、天の星を動かすシュパという神様とされていました。
ギリシャ神話では、女神アルテミスの怒りを買って熊にされたニンフ(妖精)カリスト(おおぐま座)の息子アルカスのすがただというお話があります。



オレンジ色にかがやく1等星です。地球からのきょりは37光年で、夜空に見える星の中ではかなり近くにある星です。「アークトゥルス」は「熊を守るもの」という意味です。熊というのはおおぐま座のことです。
中国では、青龍の角に見たてて「大角」とよばれていました。日本では麦を収穫する夏のはじめに見えるので「麦星」とよばれていました。

双眼鏡や望遠鏡で観察してみましょう。

双眼鏡や望遠鏡で観察してみましょう。



紫色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
2〜5枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
タグ:星座