2023年04月03日

水星が観望好期

★ 4月3日〜15日ごろ、日の入り後の西のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、空が暗くなってから1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。4月3日〜15日ごろは、日の入り後の水星の高さが10度近くあり、今年一番の観望かんぼう好期こうきです。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、西の方向に見晴らしのよい場所で、19時〜19時半ごろに観察かんさつしてみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは4月12日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星の数倍の明るさなので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。西の空には金星が明るくかがやいています。金星を目印めじるしに右下をさがすとよいでしょう。太陽をあやまって見ないため、双眼鏡での観察は太陽が沈む18時半以降いこうにして下さい。

水星の次の観望好期は、9月下旬げじゅんの明け方です。

水星_20230403-0415.jpg
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
タグ:水星
posted by rihaku at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期
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