
ぎょしゃ座は天の川が真ん中を流れていますので、たくさんの星々を見ることができます。


古代メソポタミア時代(今から6千年〜4千年くらい前)は、羊飼い(山羊飼い)のつえと羊(山羊)のむれを表していました。
ギリシャ神話では、戦車をあやつるアテナイ(現在のアテネ)王のエリクトニオスとされています。戦車といっても現代のような戦車ではなく、戦争用の馬車(チャリオット)のことです。エリクトニオスは戦車に乗っているのですが、古代メソポタミア時代からのなごりなのか、子ヤギをだいた姿でえがかれます。



うす黄色の1等星です。地球から43光年のきょりにあります。カペラはラテン語でメスヤギという意味です。

ぎょしゃ座は子ヤギをだいた姿でえがかれるのですが、カペラの右下にある3つの3〜4等星が子ヤギにあたります。3つの星は、白色、青白色、オレンジ色と少しずつ色がちがうので、双眼鏡で見くらべてみましょう。

『ふしぎの国のアリス』に登場するチェシャ猫のような、ニヤッと笑った大きな口と2つの目のように星がならんで見えます。双眼鏡で観察してみましょう。

5〜6等星が5つ細長くならんでいます。星のならびが「はねる小魚」に見えるという人もいます。双眼鏡で観察してみましょう。

地球から4100光年のきょりにある星団(星の集まり)です。双眼鏡ではぼんやりとした光のにじみのように見えます。望遠鏡を使うと、明るい星が数十個集まっている様子が観察できます。

地球から4500光年のきょりにある星団(星の集まり)です。双眼鏡ではぼんやりとした光のにじみのように見えます。望遠鏡を使うと、暗い(細かい)星が無数に集まっている様子が観察できます。




紫色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
2〜6枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
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