2022年12月18日

水星が観望好期

★ 12月18日〜28日ごろ、日の入り後の南西の空ひくくに水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、空が暗くなってから1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。12月18日〜28日は、日の入り後の水星の高さが10度近くあり、観望かんぼう好期こうきです。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、南西の方向に見晴らしのよい場所で、夕方17:30〜17:50ごろに観察かんさつしてみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは12月24日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星の数倍の明るさなので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。太陽をあやまって見ないため、観察は太陽がしずむ17:00以降いこうにして下さい。

★ 25日には三日月が左上に見えるので目印めじるしになります。また、高さが低いので見るのがむずかしいですが、期間中、金星が右下から近づいてきます。

水星の次の観望好期は、1月下旬の明け方です。

水星_20221219-1228.png
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。背景の星は12/25の配置。月は2.5倍に拡大しています。)
posted by rihaku at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期
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