
12月18日〜28日ごろ、日の入り後の南西の空
低くに水星が見えます。
水星は太陽から28度
以上はなれないので、空が暗くなってから1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。12月18日〜28日は、日の入り後の水星の高さが10度近くあり、
観望好期です。

水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、南西の方向に見晴らしのよい場所で、夕方17:30〜17:50ごろに
観察してみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは12月24日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星の数倍の明るさなので
肉眼で見えますが、
双眼鏡があればさがしやすいでしょう。太陽をあやまって見ないため、観察は太陽がしずむ17:00
以降にして下さい。

25日には三日月が左上に見えるので
目印になります。また、高さが低いので見るのがむずかしいですが、期間中、金星が右下から近づいてきます。
水星の次の観望好期は、1月下旬の明け方です。

(画像はプラネタリウムソフト
Stellarium で作成。背景の星は12/25の配置。月は2.5倍に拡大しています。)
posted by rihaku at 17:35|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
観望好期