2022年05月08日

月面X

★ 5月8日の18時半〜20時ごろ、月面に「X」の文字が現れます。ブランキヌス、ラカイユ、プールバッハの3つのクレーターの境界部分に、真横から太陽光が当たることで「X」の文字が浮かび上がって見える現象です。
肉眼では観察できませんので、望遠鏡で見てみましょう。10倍くらいの双眼鏡でも、三脚などでしっかり固定すれば観察することが出来ます。また、月の欠け際が正面にあって、月正面のクレーターが観察しやすい時期でもありますので、他のクレーターも観察してみましょう。

★ 月面Xは、月が1回満ち欠けする間(約30日)の間に1時間ほどしか見られず、かつ、その時間が夜間で、さらに、月が上っているという条件がつくので、月食ほどではないですが珍しい現象です。前回は昨年12月11日に見られました。次に夜間に月面Xを見られるのは、半年後の11月1日です。

月面X_20220508a.jpg
月面X_20220508b.jpg
(画像は NASA Scientific Visualization Studio より作成。2枚目は翌9日の同じ場所のようす。)
タグ:月面X
posted by rihaku at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 月面現象
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