


ギリシャ神話では、スパルタ(昔のギリシャにあった国)の王子カストル(兄)とポルックス(弟)のふたごの姿とされています。向かって右側が先に上ってくるので、お兄さんのカストルと覚えるとよいでしょう。



カストルが2等星(1.6等級)なのに対し、ポルックスは1等星(1.2等級)で、お兄さんの方が約1.5倍暗いです。
カストル自体も双子で、100倍くらいの望遠鏡で見ると、2つに分かれて見える重星です。くわしい研究では、実は6つの星がおたがいを回っている6重星であることが分かっています。

ポルックスが1等星(1.2等級)なのに対し、カストルは2等星(1.6等級)で、弟の方が約1.5倍明るいです。
カストルと比べると、ポルックスはやや黄色っぽい色をしています。色の違いを観察してみましょう。

カストルの足元にある約500個の星のあつまりです。地球から2,800光年の距離にあります。16倍の望遠鏡でも星の集まりが分かります。

ふたご座の足のあたりは天の川が流れています。双眼鏡や望遠鏡で見ると、視野いっぱいに広がるたくさんの星を見ることができます。

紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
(2、3枚目の画像はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成)
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