2025年06月25日

6月〜7月の月

★ 2025年6月25日〜7月24日(旧暦6月)の月の満ち欠けと出入り時刻です。
日の入り後〜21時ごろの時間に月が観察かんさつできるのは、6月27日〜7月11日の間です。その後、7月12日〜27日ごろは、日の入り後〜21時ごろの時間、月明かりがなく星が観察しやすくなります。

   日付 月の出  日付 月の入り
06/25 03:54 → 25 19:25 ● 新月
     26 05:01 → 26 20:21
     27 06:12 → 27 21:06 ★水星と接近せっきん
     28 07:22 → 28 21:43
     29 08:30 → 29 22:14 ★ レグルスと接近せっきん
     30 09:33 → 30 22:40
07/01 10:33 → 01 23:04
     02 11:30 → 02 23:27
     03 12:27 → 03 23:51 ◐ 半月(上弦じょうげん
     04 13:24 → 05 00:17
     05 14:22 → 06 00:45
     06 15:21 → 07 01:18
     07 16:22 → 08 01:57 ★ アンタレスと接近せっきん
     08 17:21 → 09 02:44
     09 18:17 → 10 03:39
     10 19:08 → 11 04:40
     11 19:53 → 12 05:45 ○ 満月
     12 20:31 → 13 06:52
     13 21:04 → 14 07:58
     14 21:33 → 15 09:04
     15 22:01 → 16 10:10
     16 22:28 → 17 11:16
     17 22:56 → 18 12:25 ◑ 半月(下弦かげん
     18 23:27 → 19 13:36
     19(月は上りません)
     20 00:04 → 20 14:49
     21 00:47 → 21 16:02
     22 01:40 → 22 17:10
     23 02:43 → 23 18:09
     24 03:51 → 24 18:58

月の満ち欠け
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2025年06月17日

火星とレグルスが大接近

★ 6月17日ごろ、火星としし座の1等星レグルスが大接近せっきんして見えます。
もっとも近づくのは6月17日で、0.7度(満月まんげつ1つ半くらい)まで接近せっきんします。前後数日間は2つの星がならんでかがやいているのを見ることができるでしょう。
★ 火星とレグルスは、20時〜22時ごろの西の空に見えます。どちらも1等級でほぼ同じ明るさ、火星はオレンジ色、レグルスは青白い色で、色の対比たいひが美しいでしょう。

火星・レグルス_20250617.jpg
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
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2025年06月15日

水星が観望好期

★ 6月15日〜7月9日ごろ、日の入り後の西のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、空が暗くなって1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。6月15日〜7月9日ごろは、水星が太陽からはなれていて、日の入り後の高さが高く、観望かんぼう好期こうきです。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、西の方向に見晴らしのよい場所で、20時〜20時30分ごろに観察かんさつしましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは6月27日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星より明るいので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。6月27日には細い月の下に見えます。

★ 水星の次の観望好期は、8月後半の明け方です。

水星_20250615.png水星_20250621.png水星_20250627.png水星_20250703.png水星_20250709.png
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は2倍に拡大して描いています。)
タグ:水星
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2025年06月07日

CSS(中国宇宙ステーション)の上空通過

★ CSS(中国宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、6月7日、9日の夜に見られます。いずれも、西〜北西の方角から東〜南東の方角へ通過つうかしてゆきます。
【見える時間】
 6/07 20:22 → 20:24
 6/09 20:04 → 20:07
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良の近くを通るものだけをえらんでのせています。また、CSSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこくが1〜2分ずれることがあります。)

★ CSSは、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の10倍以上の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ 次は7月17日ごろに見られる予定です。

CSS_orbit_20250607
CSS_pass_20250607
CSS_orbit_20250609
CSS_pass_20250609
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
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2025年06月03日

月面X

★ 6月3日の22時〜24時ごろ、月面に「X」の文字があらわれます。ブランキヌス、ラカイユ、プールバッハの3つのクレーターの境界きょうかい部分に、真横から太陽光が当たることで「X」の文字がうかび上がって見える現象げんしょうです。
肉眼にくがんでは観察かんさつできませんので、望遠鏡ぼうえんきょうで見てみましょう。10倍くらいの双眼鏡そうがんきょうでも、三脚さんきゃくなどでしっかり固定こていすれば観察することができます。また、月のかけぎわが正面にあって、月正面のクレーターが観察しやすい時期でもありますので、他のクレーターも観察してみましょう。

★ 月面Xは、月が1回けする間(およそ30日)の間に2時間ほどしか見られず、かつ、その時間が夜間で、さらに、月がのぼっているという条件じょうけんがつくので、月食ほどではないですがめずらしい現象です。
★ 2025年は、2月5日、4月5日、6月3日、8月1日、9月29日、11月27日の6回「月面X」を見ることができます。

月面X_20250603.jpg
(画像は NASA Scientific Visualization Studio より作成。)
タグ:月面X
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2025年06月01日

月と火星が大接近

★ 6月1日の夜、西の空で月と火星が大接近せっきんして見えます。
もっとも近づくのは21時ごろで、0.4度(月1分くらい)まで大接近します。接近しているようすは、月と火星が見える20時〜23時ごろの間はずっと、肉眼にくがん双眼鏡そうがんきょう観察かんさつすることができます。望遠鏡ぼうえんきょうがある人は、望遠鏡でも観察してみましょう。

月・火星_20250601a.jpg
月・火星_20250601c.jpg
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
タグ: 火星
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