
3月1日〜13日ごろ、日の入り後の西の
低い空に水星が見えます。
水星は太陽から28度
以上はなれないので、空が暗くなって1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。3月1日〜13日ごろは、水星が太陽からはなれていて、日の入り後の高さが高く、
観望好期です。

水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、西の方向に見晴らしのよい場所で、18時30分〜19時ごろに
観察してみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは3月8日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星より明るいので
肉眼で見えますが、
双眼鏡があればさがしやすいでしょう。金星が右上にかがやいていますので、金星を
目印に左下地平線近くをさがすとよいでしょう。3月1日、2日には細い月も近くに見えます。

水星の次の観望好期は、6月後半の夕方です。

(画像はプラネタリウムソフト
Stellarium で作成。背景の星は3月1日の位置。月は2倍に拡大して描いています。)
posted by rihaku at 18:40|
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観望好期