2025年03月29日

3月〜4月の月

★ 2025年3月29日〜4月27日(旧暦3月)の月の満ち欠けと出入り時刻です。
日の入り後〜21時ごろの時間に月が観察かんさつできるのは、3月31日〜4月14日の間です。その後、4月15日〜30日ごろは、日の入り後〜21時ごろの時間、月明かりがなく星が観察しやすくなります。3月29日に日食がありますが、日本では見られません。

   日付 月の出 日付 月の入り
03/29 05:32 → 29 18:05 ● 新月
     30 06:02 → 30 19:19
     31 06:34 → 31 20:34
04/01 07:11 → 01 21:51
     02 07:55 → 02 23:06
     03 08:46 → 04 00:14
     04 09:45 → 05 01:14
     05 10:49 → 06 02:02 ◐ 半月(上弦じょうげん)、月面Xが見られる
     06 11:55 → 07 02:42
     07 13:00 → 08 03:15
     08 14:02 → 09 03:43 ★ レグルスと接近せっきん
     09 15:02 → 10 04:08
     10 15:59 → 11 04:31
     11 16:56 → 12 04:53
     12 17:52 → 13 05:17
     13 18:48 → 14 05:42 ○ 満月
     14 19:47 → 15 06:10
     15 20:46 → 16 06:42
     16 21:46 → 17 07:21 ★ アンタレスと接近せっきん
     17 22:45 → 18 08:07
     18 23:41 → 19 09:00
     19(月は上りません)
     20 00:31 → 20 10:00
     21 01:16 → 21 11:04 ◑ 半月(下弦かげん
     22 01:54 → 22 12:11
     23 02:28 → 23 13:20
     24 02:59 → 24 14:28
     25 03:28 → 25 15:38
     26 03:57 → 26 16:51
     27 04:28 → 27 18:05

月の満ち欠け
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2025年03月23日

季節の星座案内 〜りょうけん座〜

★ 北斗七星ほくとしちせいと、しし座、うしかい座にはさまれたところにある星座です。いちばん明るい星(コル・カロリ)でも3等星で、そのほかは4等星より暗い星で見つけにくい星座です。20時〜21時ごろの時間に見やすいのは、3月〜8月ごろです。

星図カラー2025年04月.png

★ りょうけん座の物語
今から340年くらい前(17世紀せいき)に作られた新しい星座で神話などはありません。うしかい座がつれている猟犬りょうけんのすがたとされています。

りょうけん座a.jpg

★ りょうけん座の天体
★ ラスペルバ
炭素たんそ星というしゅるいのとても赤い星です。やく160日周期しゅうきで、5等級から7等級まで明るさがわる変光星へんこうせいです。地球から760光年のきょりにあります。
★ コル・カロリ
3等星ですが、りょうけん座でいちばん明るい星です。望遠鏡ぼうえんきょうで見ると、3等星と6等星の2つの星に分かれて見える二重星です。どちらも白い色に見えます。30倍くらいの望遠鏡でも見ることができます。地球から120光年のきょりにあります。
★ Mメシエ3
50万の星がまるく集まった球状星団きゅうじょうせいだんというしゅるいの天体です。りょうけん座、うしかい座、かみのけ座のさかい目近くにあります。双眼鏡そうがんきょうではにじんだ光のように、望遠鏡ぼうえんきょうではたくさんの星がつぶつぶに見えます。地球から3万4千光年のきょりにあります。

りょうけん座b.jpg
ラスペルバ.jpg
コル・カロリ.jpg
M3.jpg

むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は、国立天文台ギャラリーです。
タグ:星座
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2025年03月12日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、3月12日と14日の夜に見られます。いずれも、南西方向から北東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 3/12 18:55 → 18:58
 3/14 18:55 → 18:57

(※ 他に見られる日時もありますが、奈良の近くを通るものだけをえらんでのせています。また、ISSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこく予報よほうから2〜3分ずれることがあります。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の10倍以上の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ 次は4月1日ごろに見られる予定です。

ISS_orbit_20250312
ISS_pass_20250312
ISS_orbit_20250314
ISS_pass_20250314
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
タグ:ISS
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2025年03月09日

天体観望会を開催しました

★ けいはんな記念公園で天体観望会かんぼうかい開催かいさいしました。
カメラの映像えいぞうをディスプレイにうつしながら、望遠鏡ぼうえんきょう直接ちょくせつのぞける「ハイブリッド方式」で天体観望をしていただきました。
★ お天気はさいわい快晴かいせいで、水星から始めて、金星、天王星、木星、火星の「惑星わくせいパレード」と月の表面を観察かんさつをしていただきました。
参加さんかいただいたみなさま、ありがとうございました★
★ 次回開催は4月19日(土)です。

けいはんな記念公園天体観望会_20250309a.jpg
けいはんな記念公園天体観望会_20250309b.jpg
けいはんな記念公園天体観望会_20250309c.jpg
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本日の天体観望会 開催します

★ 本日の天体観望会は、予定通り開催します。
夜は冷えますので、暖かい服装でお越しください。ご参加お待ちしています★

★ 日時:3月9日(日)18:30〜20:30
★ 場所:けいはんな記念公園 芝生広場 西入口付近
★ 参加申込不要、参加料無料、時間内自由参加
★ 子どもの方は、かならず大人の方といっしょにお越し下さい。

★ 今夜の星空

星図カラー20250309.png

★ 今日の観望(予定)天体
★ 水星
★ 金星
★ 火星
★
★ 木星
天王星

@ Mメシエ42(オリオン大星雲)
A Mメシエ41(おおいぬ座の散開さんかい星団)
B NGC2362(おおいぬ座τタウ星団)
C おおいぬ座145番星(二重星)

Mメシエカタログ番号、NGCニュージェネラルカタログ番号です。
※ リンク先は国立天文台ギャラリー、または、Stellar Scenes(栗田直幸さんの天体写真集サイト)です。

2025.03-04チラシ.jpg
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2025年03月05日

すばる食


★ 3月5日の夜、月とすばる(プレアデス星団せいだん)が大接近せっきんして見えます。22時ごろから月がしずむ24時ごろの間は、月がすばるをかくす「すばる食」となります。
月とすばるは19時ごろ〜24時ごろの間、真上〜西の空に見えます。月が明るすぎて、そのそばのすばるを肉眼にくがんで見るのはむずかしいので、双眼鏡そうがんきょう望遠鏡ぼうえんきょう観察かんさつしてみましょう。
★ 2025年、すばる食が見られるチャンスは4回あります。次にすばる食が見られるのは8月16日です。

すばる食_20250305a.jpg
すばる食_20250305b.jpg
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。)
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2025年03月02日

水星が観望好期

★ 3月1日〜13日ごろ、日の入り後の西のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、空が暗くなって1時間もするとしずんでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。3月1日〜13日ごろは、水星が太陽からはなれていて、日の入り後の高さが高く、観望かんぼう好期こうきです。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、西の方向に見晴らしのよい場所で、18時30分〜19時ごろに観察かんさつしてみましょう。日の入り後の高さがもっとも高いのは3月8日ですが、水星は日に日に暗くなるので、期間の前半のほうが見つけやすいでしょう。1等星より明るいので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。金星が右上にかがやいていますので、金星を目印めじるしに左下地平線近くをさがすとよいでしょう。3月1日、2日には細い月も近くに見えます。

★ 水星の次の観望好期は、6月後半の夕方です。

水星_20250207-0313.jpg
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。背景の星は3月1日の位置。月は2倍に拡大して描いています。)
タグ:水星
posted by rihaku at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期

2025年03月01日

CSS(中国宇宙ステーション)の上空通過

★ CSS(中国宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、3月1日の夜に見られます。奈良のほぼ真上を通過しますので、とても明るく見えます(マイナス2.1等級、1等星の10倍以上の明るさ)。西の方角から東の方角へ通過つうかしてゆきます。
【見える時間】
 3/01 19:07 → 19:09(地球のかげに入り光らなくなる)
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良の近くを通るものだけをえらんでのせています。また、CSSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこくが2〜3分ずれることがあります。)

★ CSS(中国宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の10倍以上の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ 次は4月8日ごろに見られる予定です。

CSS_orbit_20250301
CSS_pass_20250301
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
posted by rihaku at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 人工天体