2024年09月29日

CSS(中国宇宙ステーション)の上空通過

★ CSS(中国宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、9月29日、30日の夜に見られます。いずれも、西〜北西方向から東〜南東方向へ通過つうかしてゆきます。
【見える時間】
 9/29 18:25 → 18:30
 9/30 18:59 → 19:03(地球のかげに入り光らなくなる)

(※ 他に見られる日時もありますが、奈良の近くを通るものだけをえらんでのせています。また、CSSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこくが2〜3分ずれることがあります。)

★ CSS(中国宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の10倍以上の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ 次は11月9日ごろに見られる予定です。

CSS_orbit_20240929
CSS_pass_20240929
CSS_orbit_20240930
CSS_pass_20240930
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
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2024年09月28日

星空観察教室を開催しました

★ 9月28日(土)、けいはんなオープンイノベーションセンター(精華町/木津川市)で星空観察かんさつ教室を開催かいさいしました。
★ 全3回の第2回でしたが、あいにくのくもり空で、星空の観察ができませんでしたので、屋内で星座早見ばんの工作をしました。そのあと、スマホやタブレットで使えるおすすめ星座アプリ「星空ナビ」「ステラリウム・モバイル」の紹介しょうかいとデモ、観測予定だったミニ星座の紹介などをしました。
参加さんかいただいたみなさま、ありがとうございました ★
★ 次回は最終回。台風のため中止となった8月31日のふりかえとなる、10月26日(土)18:30〜20:00の開催です 。

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星空観察教室_20240928c.jpg
星空観察教室_20240928b.jpg
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タグ:星座
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2024年09月23日

金星が観望好期

★ 9月〜来年3月、金星が日の入り後の南西〜西の空に見えます。金星は太陽から47度以上いじょうはなれないので、日の入り後の西の空(よいの明星みょうじょう)か、日の出前の東の空(あけの明星)でしか見れません。

★ 金星は1等星の100倍以上いじょうの明るさなので肉眼にくがんでもすぐに見つけることができます。日の入り後に見える位置いちは、9月から来年1月にかけて日に日に高くなり、1月25日ごろにもっとも高くなります。その後、日に日に低くなり、2月15日ごろにもっとも明るくなりますが、3月15日ごろには見れなくなります。来年4月には、明けの明星として明け方の東の空に見えるようになります。

金星_20240916-0316.png

(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。動画はアストロアーツより。)
タグ:金星
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2024年09月22日

天体観望会 中止のお知らせ

本日9月22日、けいはんな記念公園で予定しておりました天体観望会は、雨天のため中止といたします。楽しみにされていたみなさま、申し訳ございません。
 次回は10月20日(日)18:30〜20:30を予定しています。ご参加お待ちしています。
開催中止
タグ:天体観望会
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2024年09月18日

望遠鏡工作教室 参加者募集中!

★ 子ども向け望遠鏡ぼうえんきょう工作教室を開催かいさいします。
口径こうけい5cmの望遠鏡を組み立てて、月や土星を観察かんさつします。組み立てた望遠鏡は、各自かくじお持ち帰りいただけます。望遠鏡を工作して、月のクレーターや土星のを見てみませんか?

★ 下記2会場で開催します。内容ないようはどちらの会場も同じです。それぞれ2回連続れんぞくの活動ですので、2回ともご参加下さい

★ 精華町会場
 場所:けいはんなオープンイノベーションセンター
 第1回 10月12日(土)16:30〜19:00
 第2回 11月9日(土)17:00〜18:30
★ 奈良市会場
 場所:奈良学園小学校
 第1回 11月16日(土)15:45〜18:15
 第2回 12月7日(土)16:45〜18:15

★ 雨天でも開催します

【対象】小学校1〜6年生(1〜2年生は保護者同伴、3〜6年生は同伴または送迎をお願いします)
【定員】各会場30名
【参加費】3,000円

お申し込みはコチラ↓
https://forms.gle/UNaeqnYFTiKP48EB9
(応募者多数の場合、9/30 お申し込み分まで抽選。定員に余裕があれば以後先着順)

講師:嶋田理博(奈良学園大学 教授、日本天文教育普及研究会 会員)
主催:けいはんな科学共育デザインラボ
助成:国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」
後援:精華町教育委員会、奈良学園小学校、奈良学園大学 社会・国際連携センター

リーフレットv20240915.jpg
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2024年09月17日

CSS(中国宇宙ステーション)の上空通過

★ CSS(中国宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、9月17日〜21日の夜に見られます。いずれも、西〜南西方向から東〜北東方向へ通過つうかしてゆきます。
【見える時間】
 9/17 19:20 → 19:23(地球のかげに入り光らなくなる)
 9/18 18:17 → 18:23
 9/19 18:51 → 18:56
 9/20 19:25 → 19:29
 9/21 18:22 → 18:28
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からのきょりが遠く、観察かんさつがむずかしいものはのせていません。また、CSSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこくが2〜3分ずれることがあります。)

★ CSS(中国宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の数倍〜十数倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ CSSは中国が建設けんせつした宇宙ステーションです。2021年4月に建設が始まり、2022年11月に長さ20mはば36mの宇宙ステーションが完成しました。

★ 次は9月28日ごろに見られる予定です。

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CSS_pass_20240917
CSS_orbit_20240918
CSS_pass_20240918
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CSS_pass_20240920
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CSS_pass_20240921
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
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中秋の名月、月と土星が接近

○ 9月17日(旧暦きゅうれき8月15日)の夜は中秋の名月が見られます。奈良市の月の出は17:40、月の入りはよく朝5:25です。
○ 月のすぐ右上には土星が見えます。月と土星の間隔かんかくは、1度(満月2つ分)以下いかで、30倍の望遠鏡ぼうえんきょうで見ても同じ視野しやに見えるくらいの「大接近だいせっきん」です。

中秋の名月_20240917.jpg
月、土星_20240917.jpg
画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。1つ目の画像の月は2.5倍に拡大して描いています。
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2024年09月13日

9月天体観望会のお知らせ

★ 9月22日(日)けいはんな記念公園で天体観望会を開催します。
夏から秋の星座を紹介したり、天の川を特殊なカメラで観望したり、天の川にそってちらばる星団や星雲を観察したりします。
みなさまお誘いあわせの上、ぜひお越し下さい ★

★ 日時:9月22日(日)19:00〜20:30
★ 場所:けいはんな記念公園 芝生広場 西入口付近
★ 参加申込不要、参加料無料、時間内自由参加
★ 子どもの方は、かならず大人の方といっしょにお越し下さい。
★ 雨天、曇天時は中止です。当日17:00までに当ホームページでお知らせします。

2024年度は、このあと10/20、11/24、12/8、3/9に天体観望会を予定しています。

2024.09-12チラシ.jpg
タグ:天体観望会
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2024年09月10日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、9月10日〜13日の夜に見られます。いずれも、南西方向から北東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 9/10 19:50 → 19:53(地球のかげに入り光らなくなる)
 9/11 19:03 → 19:09
 9/13 19:05 → 19:11
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からのきょりが遠く、観察かんさつがむずかしいものはのせていません。また、ISSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこく予報よほうから2〜3分ずれることがあります。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。

★ 次は9月29日ごろに見られる予定です。

ISS_orbit_20240910
ISS_pass_20240910
ISS_orbit_20240911
ISS_pass_20240911
ISS_orbit_20240913
ISS_pass_20240913
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
タグ:ISS
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2024年09月07日

季節の星座案内 〜ペガスス座〜

★ 長方形にならんだ4つの2〜3等星が「ペガススの四辺形しへんけい」または「秋の四辺形」として有名な、見つけやすい星座です。じつは四辺形の左上(北東)の星(アルフェラッツ)は、ペガスス座ではなく、アンドロメダ座の星です。20時〜21時ごろの時間だと、9月〜12月ごろに見ることができます。

星図カラー2024年09月.png

★ ペガスス座の物語
古代バビロニア(2,500年〜3,000年くらい前)では、四辺形しへんけいは大きな畑、または、バビロンの都を表しているとされていました。四辺形しへんけいをはさむうお座が、畑や都に水をもたらすチグリス・ユーフラテス川にあたります。
古代ギリシャ時代(今から2000〜2500年くらい前)には、勇者ゆうしゃペルセウスが怪物かいぶつメドゥーサをたおしたときに、その血から生まれた天馬のすがたとされました。
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★ ペガスス座の天体

★ Mメシエ15
10万以上いじょうの星がまるく集まった球状星団きゅうじょうせいだんというしゅるいの天体です。ペガススの鼻先、2等星エニフの先にあります。双眼鏡そうがんきょうではにじんだ光のように、望遠鏡ぼうえんきょうではたくさんの星がつぶつぶに見えます。地球から3万4千光年のきょりにあります。

★ ペガスス座51番星
太陽以外いがいの星に惑星わくせいがあることが、1995年にはじめて発見された星です。今では、ペガスス座51番星以外いがいにも、5千をこえる恒星こうせいに惑星があることが発見されています。「ペガススの四辺形しへんけい」の右わきにあります。ペガスス座51番星本体は5等星なので双眼鏡そうがんきょうでも見えますが、まわりをまわっている惑星は望遠鏡ぼうえんきょうを使っても見えません。地球から50光年のきょりにあります。

ペガスス座b.jpg
M15.jpg
51Peg.jpg

むらさき色の大きい円は5倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(10度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenesです。
タグ:星座
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