
全天でいちばん大きく、いちばん長い星座ですが、明るい星は2等星アルファルドの1つだけで、あとは3等星5つがはなればなれにあって、へびの形は分かりにくいです。20時〜21時ごろの時間だと、4月〜6月ごろに見ることができます。

うみへび座の物語古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、ライオン(しし座)が乗る、
角と前足とつばさを持ったへび(
竜)のすがたとされていました。
「うみへび座」という名前ですが、ギリシャ神話では、このへびは海とは
関係ありません。太陽神アポロンに命じられた水くみをさぼったからす(からす座)が、「へびにじゃまされて水がくめませんでした」といううその言いわけをするために、つれてこられたへびのすがたとされています。

うみへび座の天体
へびの頭うみへび座の右上に3、4等星が6つかたまっています。
双眼鏡で
観察してみましょう。
M48へびの頭の右下、いっかくじゅう座との
境界近くにある
星団で、地球から1,500光年のきょりにあります。シャネルのココマーク

のような形に星が集まっている様子が見えます。
双眼鏡や
望遠鏡で
観察してみましょう。
うみへび座U星うみへび座の真ん中あたりにU星という5等星があります。
炭素星というしゅるいのとても赤い星です。




紫色の大きい円は8倍くらいの
双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の
望遠鏡(
国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜6
枚目の図はプラネタリウムソフト
Stellarium をもとに
作成しました。
リンク先は
国立天文台ギャラリー です。
posted by rihaku at 00:00|
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星空