


古代バビロニア時代(今から2,500年〜3,000年くらい前)は、犂(牛馬に引かせて田畑をたがやす農具)の形とされていました。
ギリシャ神話では、古代エチオピアの王妃カシオペヤのすがたとされています。となりにあるケフェウス座が夫(国王)、アンドロメダ座が娘(王女)です。



カシオペヤ座の「M」のいちばん左(西)の星(カフ)からさらに左、ケフェウス座との境界に、5〜7等星が10個、数字の「7」の形にならんでいます。「7」からえだ分かれした「ス」の形に見えるという人もいます。双眼鏡で見てみましょう。

カシオペヤ座の「M」の左(西)から3つ目の星の下あたりに、7〜8等星が10個以上、ジェットコースターのレールのような曲線にならんでいます。イギリスのアマチュア天文家のエディ・カーペンターさんが見つけました。双眼鏡で見てみましょう。

カシオペヤ座の「M」のいちばん左(西)の星(カフ)の少し下にとても赤い星(炭素星)があります。青白い星との二重星になっていて、望遠鏡で見ると対比がとても美しいです。双眼鏡だと赤い星は見えますが二重星には見えません。

カシオペヤ座の「M」の左(西)から4つ目の星(ルクバー)のそばに見える星団で、地球から8,000光年のきょりにあります。望遠鏡で見ると、映画「E.T.」に登場する宇宙人のすがたに見えます。「バルタン星人」「トンボ」「フクロウ」など、人によっていろいろな見方があります。双眼鏡でも、ETの目にあたる5等星と7等星の二重星が見えます。





紫色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
リンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenes の写真です。
2〜7枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
リンク先は栗田直幸さんのサイトStellar Scenes の写真です。
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