2023年09月19日

水星が観望好期

★ 9月19日〜29日ごろ、日の出前の東のひくい空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上いじょうはなれないので、上ってから1時間もすると空が明るくなってしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。9月19日〜29日ごろは、日の出前の水星の高さが10度近くあり、明け方としては今年一番の観望かんぼう好期こうきです。

★ 水星はとても低くに(地平線からの高さが5〜10度)見えるので、東の方向に見晴らしのよい場所で、朝5時ごろに観察かんさつしてみましょう。日の出前の高さがもっとも高いのは9月23日ですが、水星は日に日に明るくなるので、期間の後半のほうが見つけやすいでしょう。1等星の数倍の明るさなので肉眼にくがんで見えますが、双眼鏡そうがんきょうがあればさがしやすいでしょう。東の空には金星が明るくかがやいています。金星を目印めじるしに左下をさがすとよいでしょう。太陽をあやまって見ないため、双眼鏡での観察は太陽が上る5時半には終わるようにして下さい。

水星の次の観望好期は、来年1月上旬じょうじゅんの夕方です。

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(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
posted by rihaku at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期