2023年07月30日

星空観察教室を開催しました

★ 7月29日(土)、けいはんなオープンイノベーションセンター(精華町/木津川市)で星空観察教室を開催しました。
★ 全6回の第1回となる今回は、みなさんに双眼鏡そうがんきょうをおわたしし、双眼鏡の使い方についての講義こうぎのあと、外に出て双眼鏡を使って星空を観察かんさつしました。
お天気は晴れで、月や「夏の大三角」を形作る3つの1等星(ベガ(おりひめ)、アルタイル(ひこぼし)、デネブ)を観察できました。
★参加さんかいただいたみなさま、ありがとうございました。次回は8月26日(土)18:30〜20:00です ★

星空観察教室_20230729b.jpg
星空観察教室_20230729a.jpg
星空観察教室_20230729d.jpg
星空観察教室_20230729e.jpg
タグ:星座 双眼鏡
posted by rihaku at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学教室

2023年07月29日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際こくさい宇宙うちゅうステーション)の上空通過つうかが、7月29日〜8月4日の夜に見られます。
特に8月1日は奈良のほぼ真上を通過しますので、とても明るく見えます(マイナス3.7等級、1等星の70倍の明るさ)。
いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 7/29 20:55 → 20:58(地球のかげに入り光らなくなる)
 7/30 20:06 → 20:11
 7/31 20:55 → 20:57(地球のかげに入り光らなくなる)
 8/01 20:06 → 20:11
 8/04 19:17 → 19:23
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からのきょりが遠く、観察かんさつがむずかしいものはあげていません。また、ISSの軌道きどう変更へんこうにより、通過時刻じこく予報よほうから2〜3分ずれることがあります。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡ぼうえんきょう双眼鏡そうがんきょうを使わなくても、まちなかで肉眼にくがんで見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機ひこうきかと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅てんめつせず音もしないので、飛行機と区別くべつがつきます。


★ 次は9月11日ごろに見られる予定です。

ISS_orbit_20230729
ISS_pass_20230729
ISS_orbit_20230730
ISS_pass_20230730
ISS_orbit_20230731
ISS_pass_20230731
ISS_orbit_20230801
ISS_pass_20230801
ISS_orbit_20230804
ISS_pass_20230804
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
タグ:ISS
posted by rihaku at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 人工天体

2023年07月18日

7〜8月の月

★ 7〜8月(旧暦2023年6月)の月の満ち欠けと出入り時刻です。
日の入り後〜21時ごろの時間に月が観察かんさつできるのは、7月20日〜8月2日の間です。その後、8月3日〜20日ごろは、日の入り後〜21時ごろの時間、月明かりがなく星が観察しやすくなります。

 日付  月の出 月の入り
07/18 04:53 19:50 ● 新月
     19 05:52 20:25
     20 06:51 20:55
     21 07:49 21:22 ★ 火星と接近
     22 08:45 21:46
     23 09:41 22:09
     24 10:38 22:33
     25 11:36 22:58 ★ スピカと接近
     26 12:36 23:26 ◐ 半月(上弦じょうげん
     27 13:40 24:00
     28 14:48 00:41(翌日よくじつ★ アンタレスと接近
     29 15:58 01:32( 〃 )
     30 17:06 02:34( 〃 )
     31 18:09 03:46( 〃 )
08/01 19:02 05:04( 〃 ) ○ 満月
     02 19:47 06:22( 〃 )
     03 20:24 07:37( 〃 )★ 土星と接近
     04 20:56 08:49( 〃 )
     05 21:26 09:58( 〃 )
     06 21:54 11:05( 〃 )
     07 22:24 12:12( 〃 )
     08 22:55 13:17( 〃 ) ◑ 半月(下弦かげん
     09 23:31 14:21( 〃 )
     10 (月は上りません)
     11 00:12 15:22
     12 00:58 16:18
     13 01:50 17:08
     14 02:47 17:51
     15 03:45 18:27

月の満ち欠け2023.jpg
タグ:
posted by rihaku at 03:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期

2023年07月03日

季節の星座案内 〜こと座、わし座〜

★ こと座は1等星ベガ、わし座は1等星アルタイルがあって、どちらも見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、こと座は6月〜11月ごろ、わし座は7月〜10月ごろに見ることができます。

星図カラー2023年07月.png

★ こと座、わし座の物語
ギリシャ神話では、こと座は竪琴たてごとの名手オルフェウスの竪琴、わし座は全能ぜんのうの神ゼウスがトロイヤ(現在のトルコ北西にあった国)の王子ガニメデを神々の給仕きゅうじにしようとさらったときに変身へんしんしたわしのすがたとされています。
日本や中国では、ベガは、天帝てんていのむすめ織姫おりひめ、アルタイルは牛いの彦星ひこぼしとされています。二人はなかのよい夫婦ふうふでしたが、天帝のいかりを買って、天の川の両岸りょうがんにわかれさせられています。年に一度、七夕の夜にだけ会うことがゆるされているというお話は、みなさん知っていますね。

こと座、わし座a.jpg

★ こと座、わし座の天体
★ 夏の大三角
こと座のベガ、わし座のアルタイルと、はくちょう座のデネブの3つの1等星をつないでできる三角形は「夏の大三角」とよばれます。理科の教科書にも出てきますね。

★ こと座イプシロン星
こと座にある5等星と6等星の二重星です。双眼鏡そうがんきょうで見ると2つの星に分かれて見えますが、100倍以上いじょう望遠鏡ぼうえんきょう観察かんさつすると、それぞれがさらに二重星に分かれて見えます。つまり、二重星の二重星(四重星)で、ダブル・ダブルスターとよばれます。

★ こと座デルタ星
オレンジ色の4等星と青白い6等星の対比たいひが美しい二重星です。双眼鏡そうがんきょうで2つの星がならんで見えます。

★ わし座〜たて座のCの字
わし座のしっぽからとなりのたて座にかけて、3等星〜5等星がCの字にならんでいます。双眼鏡そうがんきょうで観察してみましょう。

こと座、わし座b.jpg
ベガ、εLyr、δLyr.jpg
わし座〜たて座のC.jpg

むらさき色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡そうがんきょうで見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡ぼうえんきょう国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5まい目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成さくせいしました。
リンク先は 国立天文台ギャラリー です。
タグ:星座
posted by rihaku at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 星空

2023年07月01日

星空観察教室 参加者募集中!

------------------------------
(2023/7/15 追記)
定員に達しましたので参加お申し込みは締め切りました。
------------------------------

★ 子どもむけ星空観察かんさつ教室を開催かいさいします。
夏から秋、冬にかけての星座せいざ星団せいだん、星雲、銀河ぎんが、二重星などの天体を肉眼にくがん双眼鏡そうがんきょうで観察してみませんか?
星座の見つけかたや双眼鏡の使い方を詳しく教えます。使用する双眼鏡はお持ち帰りいただきますので、お家でもお使いいただけます。雨やくもりのときは、星座早見の工作やレンズの実験じっけんなどをします。

★ 7〜12月の毎月1回ずつ全6回開催かいさいします。6回連続れんぞくの活動ですので、なるべく全回ご参加さんか下さい。

★ 会場:けいはんなオープンイノベーションセンター(京都府精華町精華台6-1)

★ 日時:
 第1回   7月29日(土)19:00〜20:30
 第2回   8月26日(土)18:30〜20:00
 第3回   9月  9日(土)18:30〜20:00
 第4回 10月  1日(日)18:00〜19:30
 第5回 11月11日(土)18:00〜19:30
 第6回 12月  9日(土)18:00〜19:30
★ いずれも雨天でも開催

【対象】小学校3〜6年生(保護者同伴、または送迎をお願いします)
【定員】20名
【参加費】2,000円

お申し込みはコチラ↓から
https://forms.gle/qezPEQSinc68Qh4KA
(7月14日お申し込み分まで抽選。以後、定員に余裕があれば先着順。)

講師:嶋田理博(奈良学園大学 教授、日本天文教育普及研究会 会員)
主催:けいはんな科学共育デザインラボ
助成:国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」
後援:精華町教育委員会

リーフレット.jpg
タグ:星座 双眼鏡
posted by rihaku at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学教室