![★](http://www.astro-club.org/icon/milky-way.png)
へびつかい座は、さそり座の上に、2等星と3等星が7つ、
将棋の
駒のような大きな5角形にならんでいて見つけやすい星座です。へびつかい座の右にへび座の頭が、左にしっぽがありますが、それぞれ3等星より明るい星は1つずつしかなく、へびの形はたどりにくいです。
20時〜21時ごろの時間だと、6月〜9月ごろに見ることができます。
![星図カラー2023年06-07月.png](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/E6989FE59BB3E382ABE383A9E383BC2023E5B9B406-07E69C88.png)
へびつかい座、へび座の物語古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、
戦の神ザババとされていました。
ギリシャ神話では、医学の神アスクレピオスのすがただとされています。
毒を持っていたり、
脱皮によって
若返るヘビは昔から
医療のシンボルとされてきました。
WHO(世界保健機関)のマークにも、ヘビがまきついた
杖がえがかれています。
![へびつかい座、へび座a.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/E381B8E381B3E381A4E3818BE38184E5BAA7E38081E381B8E381B3E5BAA7a.jpg)
へびつかい座、へび座の天体
へびの頭へびの頭にあたる部分に4等星が三角形にならんでいます。
双眼鏡の
視野にちょうどおさまります。
IC4665へびつかいの右
肩の2等星ケバルライの少し上にある星の集まりです。
双眼鏡で同じ
視野に見えます。
約30
個の星が集まっています。地球から1400光年のきょりにあります。
NGC6633ひらがなの「し」の字の形に数十個の星が集まった
星団です。地球から1000光年のきょりにあります。
双眼鏡で
観察してみましょう。
IC4756NGC6633のすぐ左にある星団です。数十個の星が集まっています。
双眼鏡だと、2つの星団が同じ視野に見えます。IC4756は星がまばらなので、
街中では少し見えづらいかも知れません。地球から1300光年のきょりにあります。
M510万個
以上の星が丸く集まっている
球状星団というしゅるいの星の集まりです。地球から2万5000光年と遠くにあります。
双眼鏡でも小さな光のにじみのように見えますが、ぜひ
望遠鏡で
拡大して
観察してみましょう。
![へびつかい座、へび座b.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/E381B8E381B3E381A4E3818BE38184E5BAA7E38081E381B8E381B3E5BAA7b.jpg)
![へびの頭.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/E381B8E381B3E381AEE9A0AD.jpg)
![IC4665.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/IC4665.jpg)
![NGC6633、IC4756a.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/NGC6633E38081IC4756a.jpg)
![M5.jpg](http://astro-club.sakura.ne.jp/sblo_files/astro-club-keihanna/image/M5.jpg)
紫色の大きい円は8倍くらいの
双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の
望遠鏡(
国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7
枚目の図はプラネタリウムソフト
Stellarium をもとに
作成しました。
各天体のリンク先は栗田直幸さんのサイト
Stellar Scenes の写真です。
posted by rihaku at 00:00|
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