2023年02月23日
2023年02月22日
月と金星、木星が接近
2月も後半になり、日の入り後の西の空では金星と木星がたてにならんでかがやいていますが、2月22日と23日には、そこに細い月がくわわります。
22日には月と金星が約2度(満月4こ分)、23日には月と木星が約5度(満月10こ分)にまで接近して見えます。地球照といって、月のかげの部分が地球にてらされている様子もうっすら見えます。18時半〜19時ごろ、3つの天体の競演を観察してみましょう。
22日には月と金星が約2度(満月4こ分)、23日には月と木星が約5度(満月10こ分)にまで接近して見えます。地球照といって、月のかげの部分が地球にてらされている様子もうっすら見えます。18時半〜19時ごろ、3つの天体の競演を観察してみましょう。
2023年02月20日
2〜3月の月
2〜3月の月の満ち欠けと出入り時刻です。
日の入り後〜21時ごろの時間に月が観察できるのは、2月22日〜3月9日の間です。その後、3月10日〜3月24日ごろは、日の入り後〜21時ごろの時間、月明かりがなく星が観察しやすくなります。
日付 月の出 月の入り
02/20 06:49 17:36 新月
21 07:24 18:50
22 07:56 20:00 金星と接近
23 08:25 21:08 木星と接近
24 08:54 22:15
25 09:24 23:20
26 09:56 00:24(翌日)
27 10:32 01:26( 〃 ) 半月(上弦)
28 11:13 02:24( 〃 ) 火星と接近
03/01 12:00 03:18( 〃 )
02 12:52 04:05( 〃 )
03 13:47 04:47( 〃 )
04 14:46 05:22( 〃 )
05 15:45 05:53( 〃 )
06 16:43 06:20( 〃 )
07 17:42 06:46( 〃 ) 満月
08 18:40 07:10( 〃 )
09 19:38 07:35( 〃 )
10 20:38 08:01( 〃 )
11 21:40 08:30( 〃 )
12 22:44 09:04( 〃 )
13 23:52 09:45( 〃 )
日の入り後〜21時ごろの時間に月が観察できるのは、2月22日〜3月9日の間です。その後、3月10日〜3月24日ごろは、日の入り後〜21時ごろの時間、月明かりがなく星が観察しやすくなります。
日付 月の出 月の入り
02/20 06:49 17:36 新月
21 07:24 18:50
22 07:56 20:00 金星と接近
23 08:25 21:08 木星と接近
24 08:54 22:15
25 09:24 23:20
26 09:56 00:24(翌日)
27 10:32 01:26( 〃 ) 半月(上弦)
28 11:13 02:24( 〃 ) 火星と接近
03/01 12:00 03:18( 〃 )
02 12:52 04:05( 〃 )
03 13:47 04:47( 〃 )
04 14:46 05:22( 〃 )
05 15:45 05:53( 〃 )
06 16:43 06:20( 〃 )
07 17:42 06:46( 〃 ) 満月
08 18:40 07:10( 〃 )
09 19:38 07:35( 〃 )
10 20:38 08:01( 〃 )
11 21:40 08:30( 〃 )
12 22:44 09:04( 〃 )
13 23:52 09:45( 〃 )
タグ:月
2023年02月11日
季節の星座案内 〜おおいぬ座、こいぬ座〜
おおいぬ座はシリウス、こいぬ座はプロキオンとそれぞれ1等星があり、どちらも見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、1月〜4月ごろに見ることができます。
おおいぬ座とこいぬ座の間には天の川が流れていて、いっかくじゅう座という星座がありますが、4等星より暗い星しかないので、星座の形を見つけるのはむずかしいです。
おおいぬ座、こいぬ座の物語
古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、おおいぬ座は弓矢の星座でした。シリウスが矢じりにあたります。
古代エジプト(2千〜5千年前)では、シリウスは豊穣の女神ソプデトとされ、シリウスが夜明け前の東の空に見えるようになると、ナイル川の増水が始まることから、暦のもととなる重要な星でした。
ギリシャ神話ではどんな獲物も決してにがさない神犬ライラプスのすがただとも、狩人オリオンの猟犬のすがただともされています。
おおいぬ座、こいぬ座の天体
シリウス
全天でもっとも明るい1等星です。地球から9光年の近さにあり、太陽を除くと7番目に近い恒星です。シリウスはギリシャ語で「焼きこがすもの」という意味です。オリオン座の三ツ星を左下にのばすとシリウスを見つけられます。
プロキオン
地球から11光年の近さにあります。プロキオンはギリシャ語で「犬の前」という意味で、シリウスより少し早く上ってくることから名づけられました。シリウス、プロキオンとオリオン座のベテルギウスの3つの1等星をつないでできる三角形は「冬の大三角」と呼ばれています。
M41
シリウスのすぐ下にある星団です。6〜8倍の双眼鏡だとシリウスと同じ視野に見えます。望遠鏡で見ると視野いっぱいに星が広がります。
おおいぬのしっぽ
おおいぬ座のおしりのあたり、2等星ウェゼンをかこむように「C」の字に星がならんでいます。
Cr140
おおいぬ座の下の方にある星団です。色とりどりの星が集まっています。
おおいぬ座とこいぬ座の間には天の川が流れていて、いっかくじゅう座という星座がありますが、4等星より暗い星しかないので、星座の形を見つけるのはむずかしいです。
おおいぬ座、こいぬ座の物語
古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、おおいぬ座は弓矢の星座でした。シリウスが矢じりにあたります。
古代エジプト(2千〜5千年前)では、シリウスは豊穣の女神ソプデトとされ、シリウスが夜明け前の東の空に見えるようになると、ナイル川の増水が始まることから、暦のもととなる重要な星でした。
ギリシャ神話ではどんな獲物も決してにがさない神犬ライラプスのすがただとも、狩人オリオンの猟犬のすがただともされています。
おおいぬ座、こいぬ座の天体
シリウス
全天でもっとも明るい1等星です。地球から9光年の近さにあり、太陽を除くと7番目に近い恒星です。シリウスはギリシャ語で「焼きこがすもの」という意味です。オリオン座の三ツ星を左下にのばすとシリウスを見つけられます。
プロキオン
地球から11光年の近さにあります。プロキオンはギリシャ語で「犬の前」という意味で、シリウスより少し早く上ってくることから名づけられました。シリウス、プロキオンとオリオン座のベテルギウスの3つの1等星をつないでできる三角形は「冬の大三角」と呼ばれています。
M41
シリウスのすぐ下にある星団です。6〜8倍の双眼鏡だとシリウスと同じ視野に見えます。望遠鏡で見ると視野いっぱいに星が広がります。
おおいぬのしっぽ
おおいぬ座のおしりのあたり、2等星ウェゼンをかこむように「C」の字に星がならんでいます。
Cr140
おおいぬ座の下の方にある星団です。色とりどりの星が集まっています。
紫色の大きい円は8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜7枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
2〜7枚目の図はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。
2023年02月03日
ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過
ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が、2月3日〜6日の夜に見られます。特に3日は奈良のほぼ真上を通過しますので、とても明るく見えます(マイナス3.9等級、1等星の90倍の明るさ)。
いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
2/03 18:49 → 18:53(地球のかげに入り光らなくなる)
2/04 18:01 → 18:07
2/05 18:49 → 18:55
2/06 18:00 → 18:06
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からのきょりが遠く、観察がむずかしいものはあげていません。また、ISSの軌道変更により、通過時刻が予報から2〜3分ずれることがあります。)
ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、まちなかで肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別がつきます。
次は3月14日ごろに見られる予定です。
いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
2/03 18:49 → 18:53(地球のかげに入り光らなくなる)
2/04 18:01 → 18:07
2/05 18:49 → 18:55
2/06 18:00 → 18:06
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からのきょりが遠く、観察がむずかしいものはあげていません。また、ISSの軌道変更により、通過時刻が予報から2〜3分ずれることがあります。)
ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、まちなかで肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別がつきます。
次は3月14日ごろに見られる予定です。
タグ:ISS
2023年02月01日
「けいはんな科学体験フェスティバル」に出展します
2月23日(木・祝)「けいはんな科学体験フェスティバル2023」(主催:K-Scan(けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク))内のワークショップの1つとして出展します。3年ぶりの対面開催となります。ぜひご参加ください
日時:2月23日(木・祝)10:00〜15:00
場所:けいはんなプラザ 南玄関前(京都府精華町光台1-7)
太陽表面の水素が放つHαという赤い光だけを通す特殊なフィルターを通して、太陽の黒点、プロミネンス、ダークフィラメント、プラージュなどの活動現象を観察します。
新型コロナウイルス感染防止のため、ディスプレイで望遠鏡映像を観察します。
参加お申込みはコチラから。(〆切:2月7日)
フェスティバル参加のお申し込みは必要ですが、フェスティバル内各ブースは自由参加です。
参加費無料です。
雨・くもりの時は望遠鏡の操作体験をします。
日時:2月23日(木・祝)10:00〜15:00
場所:けいはんなプラザ 南玄関前(京都府精華町光台1-7)
太陽表面の水素が放つHαという赤い光だけを通す特殊なフィルターを通して、太陽の黒点、プロミネンス、ダークフィラメント、プラージュなどの活動現象を観察します。
新型コロナウイルス感染防止のため、ディスプレイで望遠鏡映像を観察します。
参加お申込みはコチラから。(〆切:2月7日)
フェスティバル参加のお申し込みは必要ですが、フェスティバル内各ブースは自由参加です。
参加費無料です。
雨・くもりの時は望遠鏡の操作体験をします。