2022年06月29日

7月の月

★ 6〜7月の月の満ち欠けと出入り時刻です。
月が、日の入り〜21時の時間に見えるのは、6月30日〜7月15日の間です。その後、7月16日〜29日の期間は、日の入り〜21時の時間、月明かりがなく星が見やすいです。

 日付  月の出 月の入り
06/29 04:26 19:37 ● 新月
     30 05:17 20:24
07/01 06:13 21:05
     02 07:11 21:40
     03 08:10 22:12
     04 09:09 22:40
     05 10:08 23:07
     06 11:08 23:33
     07 12:09 00:00(翌日) ◐ 半月
     08 13:13 00:30( 〃 )
     09 14:20 01:04( 〃 )
     10 15:32 01:45( 〃 )
     11 16:46 02:35( 〃 )
     12 17:59 03:37( 〃 )
     13 19:07 04:47( 〃 ) ○ 今年一番大きい満月
     14 20:04 06:03( 〃 )
     15 20:51 07:18( 〃 )
     16 21:30 08:30( 〃 )
moon.jpg
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2022年06月19日

七惑星と月が集合

★ 6月19日〜27日、明け方の東〜南の空で、太陽系の全惑星と月の大集合が見られます。朝4時ごろ、東の空から南の空にかけて、水星、金星、天王星、火星、木星、海王星、土星がこの順に一直線に並んでいるのが見られ、そこに月が加わります。
★ 金星、火星、木星、土星は肉眼でも簡単に見つけられますが、水星は高さが低くて見つけるのがむずかしく、天王星と海王星は暗いので望遠鏡か双眼鏡がないと見るのはむずかしいです。天気の悪い時期ですが、晴れた時は早起きして、太陽系を見渡してみましょう。

七惑星と月_20220619.png
七惑星と月_20220620.png
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七惑星と月_20220626.png
七惑星と月_20220627.png
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は実際の4倍の大きさ、惑星は実際の100倍の大きさで描いています。)

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2022年06月09日

季節の星座案内 〜てんびん座〜

★ 20時〜21時頃の時間帯だと、5月〜8月ごろに見ることができます。一番明るい星でも3等星なので、街の明かりがあるところでは見つけるのがむずかしいです。まわりが暗いところで、さそり座の右側をさがすと、左右逆さまの「く」の字の星の並びを見つけることができるでしょう。

星図カラー202206月b.png

★ てんびん座の物語
ギリシャ神話では、正義の女神アストライアーが公正を計る天秤とされています。今から3000年〜4000年くらい前、秋分のころの太陽はてんびん座の方向にあったので、昼夜の長さを等しく計るてんびん座になったとも言われています。

てんびん座a.png

★ てんびん座の天体
★ ズベンエルゲヌビ
白い3等星と少し黄色っぽい5等星が2つ並んだ二重星です。双眼鏡で2つの星に分けて見ることができます。くわしい研究では、それぞれの星がさらに二重星(全部で四重星)になっていることが分かっています。
ズベンエルゲヌビは「南の爪」という意味で、大昔、てんびん座がさそり座の一部だったなごりです。
月の通り道(白道)にあるので、時々月にかくされます(星食)。最近では2022年5月15日に月にかくされました。

てんびん座b.png
ズベンエルゲヌビ.png

紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。2〜4枚目の画像はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成しました。

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