
春を代表する星座です。20時〜21時頃の時間帯だと、4月〜7月ごろに見ることができます。1等星スピカから右上に「Y」の字に星が並んでいます。全天で2番目に大きい星座です。(1番は同じ春の星座のうみへび座)

おとめ座の物語ギリシャ神話の正義の女神アストライアーのすがただとする説もありますし、大地・農業の女神デーメーテールのすがたとする説もあります。秋分のころ(麦の種まきの時期)、太陽がおとめ座の方向にあるので、農業と関係が深いと考えられているようです。

おとめ座の天体
スピカおとめ座の1等星で、おとめの左手にあります。名前は麦の穂を意味しています。とても温度が高い(20,000〜25,000度)ことが分かっていて、青白くかがやいて見えます。
おとめのリボンスピカの右側にリボン

のように星が並んでいます。双眼鏡で見ることができます。
おとめ座銀河団地球からおとめ座の方向5,000万〜7,000万光年のきょりにある、約2,000個の銀河の集まりです。ほとんどの銀河は大きな望遠鏡でなければ見られませんが、おとめ座銀河団の中で最も明るい
M87は、小さな望遠鏡でもぼんやりと見えます。
M87は、中心にブラックホールがあることが、2017年の
EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)の観測でたしかめられました。



紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(
国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5枚目の画像はプラネタリウムソフト
Stellarium をもとに作成しました。
リンク先はNASAの
APOD (今日の1枚、Astronomy Picture of the DAY)の画像です。
posted by rihaku at 00:00|
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星空