2022年02月23日

天体観望会 中止のお知らせ

本日2月23日、けいはんな記念公園で予定しておりました天体観望会は、雪のため中止といたします。楽しみにされていたみなさま、申し訳ございません。
 次回は3月21日(月・祝)19:00〜21:00を予定しています。ご参加お待ちしています。
曇天中止
タグ:天体観望会
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2月天体観望会のお知らせ

★ 2月23日(水・祝)けいはんな記念公園で天体観望会を開催いたします。冬の星座や、星団、星雲などを観望します。

★ 新型コロナウイルス感染症対策で接触を避けるため、望遠鏡を直接覗くのではなく、望遠鏡映像をモニターで観望していただきます。
みなさまお誘いあわせの上、ぜひお越し下さい ★

★ 日時:2月23日(水・祝)19:00〜21:00
★ 場所:けいはんな記念公園 芝生広場 西入口付近
★ 参加申込不要、参加料無料、時間内自由参加
★ 子どもの方は、かならず大人の方といっしょにお越し下さい。
★ 雨天、曇天時は中止です。当日17:00までに当ホームページでお知らせします。

2022年前半は、この後3/21(祝)、4/17(日)に天体観望会を予定しています。

天体観望会
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2022年02月18日

季節の星座案内 〜ふたご座〜

★ 20時〜21時頃の時間帯だと、12月〜5月頃に見ることができます。

星図_202202a.png


★ ふたご座の物語
ギリシャ神話では、スパルタ(昔のギリシャにあった国)の王子カストル(兄)とポルックス(弟)のふたごの姿とされています。向かって右側が先に上ってくるので、お兄さんのカストルと覚えるとよいでしょう。

ふたご座1.png

★ ふたご座の天体
★ カストル
カストルが2等星(1.6等級)なのに対し、ポルックスは1等星(1.2等級)で、お兄さんの方が約1.5倍暗いです。
カストル自体も双子で、100倍くらいの望遠鏡で見ると、2つに分かれて見える重星です。くわしい研究では、実は6つの星がおたがいを回っている6重星であることが分かっています。

★ ポルックス
ポルックスが1等星(1.2等級)なのに対し、カストルは2等星(1.6等級)で、弟の方が約1.5倍明るいです。
カストルと比べると、ポルックスはやや黄色っぽい色をしています。色の違いを観察してみましょう。

★ Mメシエ35
カストルの足元にある約500個の星のあつまりです。地球から2,800光年の距離にあります。16倍の望遠鏡でも星の集まりが分かります。

★ 天の川
ふたご座の足のあたりは天の川が流れています。双眼鏡や望遠鏡で見ると、視野いっぱいに広がるたくさんの星を見ることができます。

ふたご座2.png

紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
(2、3枚目の画像はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成)
タグ:星座案内
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2022年02月13日

冬の星団・星雲めぐり

★けいはんな科学体験フェスティバル2022」(主催:K-Scan(けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク))オンラインワークショップAのコンテンツです

★ 本日雨天ですので、ライブ配信は中止です。代わりに録画映像を配信します。

★ 冬の星座のオリオン座、おおいぬ座、いっかくじゅう座、とも座のあたりは天の川が流れていて、星団・星雲がたくさんあります。生まれたばかりの星が集まって輝いているM41などの散開星団や、宇宙に漂うガスが星の光に照らされて明るく輝いているオリオン大星雲などの散光星雲をたくさん見ることができます。星団ごとに特徴のある星の集まり方や、星の色、星雲の形や色などを観察してみましょう。





冬の星雲めぐり
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冬の星座を観察しよう

★けいはんな科学体験フェスティバル2022」(主催:K-Scan(けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク))オンラインワークショップBのコンテンツです

★ 冬の夜空に輝く星座を、7つの1等星を目印に探してみましょう。下の動画で、オリオン座、こいぬ座、おおいぬ座、おうし座、ぎょしゃ座、ふたご座の6つの星座について、星座の形や、明るい星の名前、星座のさがし方などを解説かいせつしています。

★ 観察かんさつ結果けっか報告ほうこくいただいた方(小・中学生)には、抽選ちゅうせんで50名様に参加賞さんかしょう(ポストカード)をさし上げます。
★ 観察報告は こちらの報告フォーム からおねがいします。(応募おうぼ期間:2022年2月13日〜3月6日)
★ 報告する内容ないよう
1)オリオン座の星はいくつ見えましたか?
2)プロキオン、シリウス、アルデバラン、カペラ、カストル、ポルックスはどんな色をしていましたか?
★ 観察(オリオン座のはんいなど)は、下の星図を参考さんこうにしてください。

観察用星図

★ 双眼鏡そうがんきょう望遠鏡ぼうえんきょうは使わずに肉眼にくがんで観察してください。
★ 街灯がいとうや家の明かりが目に入らない、なるべく暗い場所で観察しましょう。
★ 夜の屋外はひえるので、暖かいかっこうで観察してください。
★ 星がたくさん見えたかどうかや、色がどう見えたかは、参加賞の抽選には関係かんけいしません。見えた通りを報告してください。

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「けいはんな科学体験フェスティバル」に出展します

★ 2月13日(日)「けいはんな科学体験フェスティバル2022」(主催:K-Scan(けいはんな科学コミュニケーション推進ネットワーク))内のワークショップで、2企画を出展します。

どちらもオンラインで、参加申込不要、参加費無料です。

★【ワークショップA】
2月13日 19:00-20:00(ライブ配信)
「冬の星団・星雲めぐり」
★ 冬の夜空に散らばる星団・星雲の映像をライブ配信します。冬の星座のオリオン座、おおいぬ座、いっかくじゅう座、とも座のあたりは天の川が流れていて、星団・星雲がたくさんあります。生まれたばかりの星が集まって輝いているM41などの散開星団や、宇宙に漂うガスが星の光に照らされて明るく輝いているオリオン大星雲などの散光星雲をたくさん見ることができます。星団ごとに特徴のある星の集まり方や、星の色、星雲の形や色などを観察してみましょう。
★ 雨天・曇天時は録画映像を配信します。

★【ワークショップB】
2月13日〜2月27日(期間内自由閲覧)
「冬の星座を観察しよう」
★ 冬の夜空に輝く星座を、7つの1等星を目印に探してみましょう。
オリオン座、おうし座、ぎょしゃ座、おおいぬ座、こいぬ座、ふたご座の6つの星座を案内します。星座の形や、明るい星の名前、星座の探し方などを解説します。
★ 観察結果を報告いただいた方(小・中学生)には、抽選で50名様に参加賞(ポストカード)を差し上げます。

K-Scan_festival2022-1.png
K-Scan_festival2022-2.png
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2022年02月06日

水星が観望好期、金星が最大光度

★ 2月6日〜20日ごろ、日の出前の南東の低空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上離れないので、上ってから1時間もすると空が明るくなってしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。もっとも条件良く見られるのは2月10日ごろです。
★ 水星は地平線からの高さが10度以下くらいととても低くに見えるので、南東の方向に見晴らしの良い場所で、朝6時頃に観察してみましょう。肉眼で見えますが、双眼鏡があれば探しやすいでしょう。太陽を誤って見ないため、双眼鏡での観察は、太陽が上る6:40には終わって下さい。
★ 同じ時間に、金星も南東の低空に見えていますので、金星を目印に左下を探すと水星が探しやすいでしょう。金星の右下には火星も見えます。
金星は2月13日に今年で最も明るく輝きます(マイナス4.9等級、1等星の200倍の明るさ)。水星は0.1等級(1等星の2倍の明るさ)、火星は1.4等級(1等星の0.7倍の明るさ)です。

水星の次の観望好期は、4月下旬の夕方です。

水星_20220209.png
水星_20220213.png
水星_20220217.png
(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。)
タグ:金星 水星
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2022年02月03日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が、2月3日〜5日の夜に見られます。特に、5日は奈良のほぼ真上を通過しますので、とても明るく(マイナス3.8等級、1等星の80倍の明るさ)見えます。いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 2/3 18:38 → 18:41(地球の影に入り見えなくなる)
 2/4 19:26 → 19:28(地球の影に入り見えなくなる)
 2/5 18:38 → 18:43

(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からの距離が遠く、観察が難しいものは挙げていません。また、ISSの軌道変更により、通過時刻が2〜3分ずれることがあります。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、街中で肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別がつきます。

次回は3月16日頃に見られる予定です。

ISS_20220203.png
ISS_20220204.png
ISS_20220205.png
ISS_20220205_orbit.jpeg
(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
タグ:ISS
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2022年02月01日

2月の星空

星図_202202a.png

★ 火星、木星、土星などの明るい惑星が20時〜21時ごろの時間帯に見えるのは8月ごろまでおあずけですが、4月ごろまで「冬のダイアモンド」とよばれる7つの1等星を見ることができます。その中で、ぎょしゃ座のカペラの南あたりから、オリオン座のベテルギウスの北のあたりを通って、おおいぬ座のシリウスの北にかけて天の川が流れています。街中では天の川を見ることはできませんが、双眼鏡を使うと、視野いっぱいにたくさんの星を見ることができます。

★ 注目の天文現象
星2   3日〜7日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2   6日〜20日ごろ:水星の観望好期
星2 13日:金星が最大光度

★ 今月の惑星
水星 ★ 6日〜20日ごろ、日の出前の南東の空低くに見えます。
金星 ★ 明け方の南東の空低くに見えます。
火星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
木星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
土星 ★ 太陽に近く観望に適しません。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 6:55 / 入り 17:26
11日 出 6:47 / 入り 17:36
21日 出 6:36 / 入り 17:45

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  1日 ★ 朔 (新月)
     出 07:08/入 17:17
  8日 ★ 上弦(半月)
     出 10:50/入 00:44(翌日)
17日 ★ 望 (満月)
     出 17:09(前日)/入 07:11
24日 ★ 下弦(半月)
     出 00:42/入 10:53

星図_202202b.png
タグ:星空
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