


ギリシャ神話では、フェニキア(今のレバノンあたり)の王女エウロパをさらうために、大神ゼウスが変身した白い牛の姿だとされています。



オレンジ色に輝く1等星です。牛の右目にあたります。地球から70光年のきょりにあって、太陽の40倍もの大きさがあります。

アルデバランからVの字に並ぶ星のあつまりです。牛の顔にあたります。肉眼でも星がVの字に並んでいる様子が分かります。双眼鏡で見ると、星が視界いっぱいに見えて、とてもにぎやかです。望遠鏡だと視界からはみ出してしまいます。アルデバランはたまたま同じ方向に見えるだけで、ヒアデス星団のメンバーではありません。

牛の背中にある星のあつまりです。肉眼でも5〜6個の星が集まっている様子が分かります。地球から150光年の距離です。双眼鏡でも楽しめますし、望遠鏡で観察するのも良いでしょう。日本語では「すばる」という名前がついています。

ヒアデス星団のとなりにある、小さな犬の形をした星のならびです。地球から見て、たまたまならんで見えるだけで、実際に犬の形に星が集まっているわけではありません。双眼鏡で星の並びを観察してみましょう。ダックスフントに見えると言う人もいるし、ビーグルに見えるという人もいます。みなさんは何に見えるでしょうか?


紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
(2〜4枚目の画像はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成)
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