
10月19日〜11月4日頃、日の出前の東の低空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上離れないので、上ってから1時間もすると空が明るくなってしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。もっとも条件良く見られるのは10月25日ごろです。

水星は地平線から5度くらいととても低くに見えるので、東の方向に見晴らしの良い場所で、明け方5:10〜5:40頃に観察してみましょう。1等星の2〜5倍の明るさなので肉眼で見えますが、双眼鏡があれば探しやすいでしょう。太陽を誤って見ないため、双眼鏡での観察は、太陽が上る6時ごろまでには終わるようにして下さい。

11月4日には、細い月が水星の左下1.5度にまで接近します。

水星へは、日本とヨーロッパの共同探査機ベピ・コロンボが向かっています。スイングバイ(水星の重力を利用した軌道変更)のため、10月2日に、
最初に水星に接近して写真を撮影しました。ベピ・コロンボが水星の周回軌道に入るのは、2025年の予定です。
水星の次の観望好期は、来年1月上旬の夕方です。
posted by rihaku at 05:20|
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観望好期