2021年07月31日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が、7月31日〜8月6日の夜に見られます。いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 7/31 20:56 → 20:59(地球の影に入り見えなくなる)
 8/01 20:09 → 20:14
 8/02 20:59 → 21:01(地球の影に入り見えなくなる)
 8/03 20:11 → 20:16
 8/04 19:24 → 19:31
 8/06 19:26 → 19:33

★ ISSには、日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、船長として4月から搭乗しています。

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、街中で肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別が付きます。

次回は9月14日頃に見られる予定です。

(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)

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タグ:ISS
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2021年07月14日

天和コアモジュールの上空通過

★ 4月29日に打ち上げられた、中国の宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」の上空通過が、7月14、16日の夜に見られます。いずれも、北西方向から南東方向へ通過してゆきます。

【見える時間】
 7/14 20:31 → 20:33
 7/16 20:05 → 20:08
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からの距離が遠く、観察が難しいものは挙げていません。)

★ 天和は1〜2等級の明るさなので肉眼で見ますが、街灯や家の灯りの少ない、なるべく暗い場所で見て下さい。14日は1等星ベガ(こと座)、16日は1等星アークトゥルス(うしかい座)のそばを通過してゆくので、それらを目印に待ち構えていると良いでしょう。

次回は8月24日頃に見られる予定です。

(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)

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タグ:天和
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2021年07月13日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が、7月13日〜16日の夜に見られます。いずれも、南西方向から北東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 7/13 20:32 → 20:38
 7/14 19:45 → 19:51
 7/15 20:34 → 20:41
 7/16 19:47 → 19:53

★ ISSには、日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが、船長として4月から搭乗しています。

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、街中で肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別が付きます。

次回は7月31日頃に見られる予定です。

(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)

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タグ:ISS
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2021年07月10日

金星、火星、月が集合

★ 7月10日〜16日ごろ、金星と火星が接近して見えます。最も接近するのは13日で、0.5度(満月1個分)にまで大接近します。
金星は19時半ごろ、火星は20時ごろから、西の空低くに見えますが、20時半すぎには沈んで見えなくなってしまいます。西の方角に見晴らしの良い場所で、機会を逃さず観察しましょう。
火星は2等級で、金星(マイナス4等級)の200分の1の暗さなので、肉眼では見えないかも知れません。その場合は、双眼鏡で観察してみましょう。
★ 12日には、接近中の金星、火星にさらに細い月(三日月)が接近します。月と金星の接近は肉眼でも楽しむことが出来るでしょう。

(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は実際の2倍の大きさで描いています。)

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タグ: 金星 火星
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2021年07月06日

水星が観望好期

★ 7月6日〜14日頃、日の出前の東の低空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上離れないので、上ってから1時間もすると空が明るくなってしまい、わずかな時間しか見ることが出来ません。
★ 東の方向に見晴らしの良い場所で、明け方4時頃に観察してみましょう。1等星の2〜4倍の明るさなので肉眼で見えますが、双眼鏡があれば探しやすいでしょう。太陽を誤って見ないため、双眼鏡での観察は、太陽が上る4:50頃には終わるようにして下さい。
★ 7月8日には、細い月が水星の上に見えます。

水星の次の観望好期は、10月下旬の明け方です。

(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成)
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タグ:水星
posted by rihaku at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 観望好期

2021年07月01日

7月の星空

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★ 一昨年の11月ごろから約1年半の間、夜空に輝いていた火星もいよいよ見納めとなります。フィナーレは、13日頃の金星との接近です。昨年10月の地球最接近時は金星に匹敵する明るさ(マイナス2.6等級)でしたが、今は金星の1/200の明るさ(1.8等級)にまで暗くなっています。次に火星が見られるようになるのは、来年4月の明け方の空です。
★ 火星に代わって夜空に輝くのは、金星と土星です。金星は日没後の西の空、土星は日暮れから夜明けまでほぼ一晩中、南東〜南西の空に見えます。どちらも今年12月頃まで観察することが出来ます。

★ 注目の天文現象
星2   3日〜5日:天和コアモジュールが上空を通過
星2 12日:月と金星、火星が集合
星2 13日ごろ:金星と火星が接近
星2 13日〜16日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過
星2 14日〜16日:天和コアモジュールが上空を通過

★ 今月の惑星
水星 ★ 6日〜14日ごろ、日の出前の東の空に見えます。
金星 ★ 日の入り〜20時半頃、西の空に見えます。
火星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
木星 ★ 21時半〜23時半頃から日の出30分前頃まで南東〜南西の空に見えます。
土星 ★ 20時半〜22時半頃から日の出30分前頃まで南東〜南西の空に見えます。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 4:47 / 入り 19:14
11日 出 4:52 / 入り 19:12
21日 出 4:59 / 入り 19:07
31日 出 5:06 / 入り 19:00

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  2日 ★ 下弦(半月)
     出 23:56(前日)/入 12:13
10日 ★ 朔 (新月)
     出 04:37/入 19:37
17日 ★ 上弦(半月)
     出 11:53/入 23:39
24日 ★ 望 (満月)
     出 19:36/入 05:44(翌日)
31日 ★ 下弦(半月)
     出 23:16/入 12:52(翌日)

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