2019年11月25日

日の出前の水星が観望好期

★ 11月下旬〜12月上旬、日の出前の東の空で水星が観望好期です。
水星は太陽から28度以上離れないので、日の出前1時間くらいにならないと上って来ず、地平線から10度くらい上ると空が明るくなって見えなくなってしまいます。東の方向に見晴らしの良い場所で、6:00頃観察してみましょう。水星の右上には火星、さらにその右上にはスピカ(おとめ座の1等星)も見れます。
★ 日の出前の高さがもっとも高くなるのは11月27日頃です。明るさは0等級なので肉眼で見えますが、双眼鏡があれば探しやすいでしょう。双眼鏡での観察は6時半までには終え、太陽を見ないように注意して下さい。
★ 11月25日には、細い月と水星が3度まで近づいている様子も見ることが出来ます。

日の出が遅いので、日の出前と言っても6時台です。いつもより少し早起きして水星を見てみてはいかがでしょうか。水星の次の観望好期は来年2月上旬の夕方です。

(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は実際よりも大きく描いています。)
水星_20190219-0305.png水星
タグ:水星
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2019年11月24日

金星、木星、土星、月の競演


★ 金星(宵の明星)が日没後の南西の空に見えるようになってきました。これから来年3月下旬まで、日没時の高度がどんどん高くなってゆき、その後5月下旬頃まで西の空に見ることが出来ます。
★ その高度を上げている金星と、逆に高度を下げている木星のすれ違う様子が、11月下旬の17時〜17時半頃観察できます。マイナス4等級(1等星の90倍の明るさ)の金星、マイナス2等級(1等星の14倍の明るさ)の木星、とても明るい2つの星の競演を眺めてみましょう。ただし、高さが約10度と低いので、南西方向が見通せる場所で観察しましょう。最も接近するのは11月24日で、1.4度まで接近します。
★ また、11月28日、29日は、その金星・木星と細い月が並びます。左上に光る土星と合わせて、こちらの競演も楽しみましょう。
木星は、この華々しい競演を最後に、来年2月下旬まで(夜半前だと5月上旬まで)しばらく見れなくなります。

(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は実際よりも大きく描いています。)

【代替テキスト】


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2019年11月22日

HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の上空通過

★ 11月22日〜25日の夕方、HST(ハッブル宇宙望遠鏡)の上空通過が見られます。上空通過といっても、本州のおよそ600km南の太平洋上、沖縄〜小笠原あたりの上空を飛んでいます。
どの日も、南の方角を見ていると高さ30度くらいを右(南西)から左(南東)へまっすぐ飛んでゆくように見えます。
 11/22 18:39 南西→18:42 南(地球の影に入り見えなくなる)
 11/23 18:28 南西→18:32 南(地球の影に入り見えなくなる)
 11/24 18:17 南西→18:20 南→18:22 南東
 11/25 18:07 南西→18:10 南→18:12 南東
(※ 他に見られる日時もありますが、観察が難しいものは除いています。)

★11月22日は、ちょうど同じ時間にISS(国際宇宙ステーション)の上空通過も見られますので、あわせて見てみると良いでしょう。

★ HST(ハッブル宇宙望遠鏡)は、肉眼で見えますが、2等級の明るさなので見つけにくいかも知れません。見つけにくい場合は、通過が予想される位置に双眼鏡を向けて待ち構えていると良いでしょう。
次回は来年1月9日頃に見られる予定です。

(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より)
HST上空通過HST上空通過HST上空通過HST上空通過HST上空通過
タグ:HST
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2019年11月20日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ 11月20〜23日の夕方、ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が見られます。
 11/20 18:42 南西→18:44 南西(地球の影に入り見えなくなる)
 11/21 17:53 南 →17:56 南東→17:58 東
 11/22 18:42 西 →18:45 北西(地球の影に入り見えなくなる)
 11/23 17:53 西 →17:56 北西→17:58 北東
(※ 他に見られる日時もありますが、奈良から遠い所を通過するため観察が難しいものは除いています。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、街中で肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(マイナス2〜マイナス4等級)ですが、チカチカ点滅しないので、飛行機と区別が付きます。
次回は12月9日頃に見られる予定です。

(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より)
ISS上空通過ISS上空通過ISS上空通過ISS上空通過ISS上空通過
タグ:ISS
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2019年11月06日

変光星ミラの明るさが極大


★ くじら座の変光星ミラが目で見える明るさになっています。
ミラは約11ヶ月周期で約10等級⇔約3等級と1000倍も明るさが変わる変光星です。ほとんどの期間、見ることは出来ませんが、年に1〜2ヶ月間だけ見える明るさになります。今年はちょうどくじら座を観望しやすい季節に、2等級台まで明るくなっています。11月いっぱいは見つけやすいと思いますので、街灯などの明かりの少ない場所でぜひ探してみましょう。
★ 見つけ方
夜20時〜22時頃に、東の空にアルデバラン(おうし座、オレンジ色)、南の空にフォーマルハウト(みなみのうお座、白色)の2つの1等星が見えます。
アルデバランとフォーマルハウトを結んだ直線上に、オレンジ色の2等星が3つ並んで見えます。左(東)からメンカル、ミラ、ディフダです(3つともくじら座)。

(1枚目画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。2枚目画像は過去4年間のミラの変光の様子。アメリカ変光星観測者協会 https://www.aavso.org/ より。)

くじら座のミラ
くじら座のミラ
タグ:ミラ 変光星
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