2022年01月23日

季節の星座案内 〜おうし座〜

★ 20時〜21時頃だと、11月〜3月頃に見ることができます。

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★ おうし座の物語
ギリシャ神話では、フェニキア(今のレバノンあたり)の王女エウロパをさらうために、大神ゼウスが変身した白い牛の姿だとされています。

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★ おうし座の天体
★ アルデバラン
オレンジ色に輝く1等星です。牛の右目にあたります。地球から70光年のきょりにあって、太陽の40倍もの大きさがあります。

★ ヒアデス星団
アルデバランからVの字に並ぶ星のあつまりです。牛の顔にあたります。肉眼でも星がVの字に並んでいる様子が分かります。双眼鏡で見ると、星が視界いっぱいに見えて、とてもにぎやかです。望遠鏡だと視界からはみ出してしまいます。アルデバランはたまたま同じ方向に見えるだけで、ヒアデス星団のメンバーではありません。

★ プレアデス星団
牛の背中にある星のあつまりです。肉眼でも5〜6個の星が集まっている様子が分かります。地球から150光年の距離です。双眼鏡でも楽しめますし、望遠鏡で観察するのも良いでしょう。日本語では「すばる」という名前がついています。

★ デイビスの犬
ヒアデス星団のとなりにある、小さな犬の形をした星のならびです。地球から見て、たまたまならんで見えるだけで、実際に犬の形に星が集まっているわけではありません。双眼鏡で星の並びを観察してみましょう。ダックスフントに見えると言う人もいるし、ビーグルに見えるという人もいます。みなさんは何に見えるでしょうか?


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紫色の大きい円は6〜8倍くらいの双眼鏡で見えるはんい(7度)、小さい円は16倍の望遠鏡(国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
(2〜4枚目の画像はプラネタリウムソフト Stellarium をもとに作成)
タグ:星座案内
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2022年01月16日

ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過

★ ISS(国際宇宙ステーション)の上空通過が、1月16日〜21日の夕方に見られます。特に、19日は奈良のほぼ真上を通過しますので、とても明るく(マイナス3.8等級、1等星の80倍の明るさ)見えます。いずれも、南西方向から北東方向へ通過してゆきます。
【見える時間】
 1/16 18:27 → 18:30(地球の影に入り見えなくなる)
 1/18 18:28 → 18:33(地球の影に入り見えなくなる)
 1/19 17:41 → 17:47
 1/21 17:43 → 17:49

(※ 他に見られる日時もありますが、奈良からの距離が遠く、観察が難しいものは挙げていません。また、ISSの軌道変更により、通過時刻が2〜3分ずれることがあります。)

★ ISS(国際宇宙ステーション)は、望遠鏡や双眼鏡を使わなくても、街中で肉眼で見えます。色はクリーム色っぽい白。飛行機かと思うくらい明るい(1等星の数十倍の明るさ)ですが、チカチカ点滅せず音もしないので、飛行機と区別がつきます。

次回は2月3日頃に見られる予定です。

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(画像は「Heavens Above」https://www.heavens-above.com/ より作成)
タグ:ISS
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2022年01月03日

しぶんぎ座流星群

★ 三大流星群の1つ、しぶんぎ座流星群の活動がピークを迎えます。1月4日0時(3日24時)〜6時ごろにかけて、たくさんの流れ星が見られると予想されます。
今年は月明かりもなく、ピーク時刻も明け方頃と予想されていて、8年に一度となる好条件です。奈良市内でも、多いときで1時間に10個前後の流れ星が見られるでしょう。夜3時を過ぎてから流れ星の数が増えると予想されていますので、夜ふかしするよりも、朝4時〜5時ごろに早起きして見たほうが良いかも知れません。
★ 「しぶんぎ座」というのは、うしかい座とりゅう座の間に昔あった星座で、現在はありません。チリの粒が昔のしぶんぎ座の方向(「放射点」といいます)の宇宙から地球に飛び込んで来て、流れ星となって見えるので、「しぶんぎ座流星群」という名前がついています。しかし、流れ星はしぶんぎ座に限らず、夜空のどこにでも現れるので、望遠鏡や双眼鏡は使わず、肉眼で夜空全体を観察しましょう。
★ 街灯や家の灯りが目に入らない、なるべく暗い場所で観察しましょう。暗い場所に行ってから、暗さに慣れて流れ星が見えるようになるまで時間がかかります。最低でも20分間は観察を続けましょう。また、この季節の屋外はとても冷えます。しっかり寒さ対策をして観察しましょう。

しぶんぎ座流星群_20220103a.png
タグ:流星群
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2022年01月01日

水星が観望好期

★ 1月1日〜13日ごろ、日の入り後の南西の低空に水星が見えます。
水星は太陽から28度以上離れないので、空が暗くなってから1時間もすると沈んでしまい、ごくわずかな時間しか見ることができません。もっとも条件良く見られるのは1月8日ごろです。
★ 水星は地平線からの高さが10度以下くらいととても低くに見えるので、南西の方向に見晴らしの良い場所で、夕方17:30〜18:10頃に観察してみましょう。1等星の2〜5倍の明るさなので肉眼で見えますが、双眼鏡があれば探しやすいでしょう。太陽を誤って見ないため、双眼鏡での観察は、太陽が沈む17:10以降にして下さい。
★ 1日〜3日は明るい金星が右下に、4日は細い月が左にあり、探す目印になります。5日以降は土星が左上から接近してきます。

水星の次の観望好期は、2月中旬の明け方です。

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(画像はプラネタリウムソフト Stellarium で作成。月は2倍に拡大して描いています。)
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1月の星空

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★ 新年あけましておめでとうございます。2019年に初めたこのブログも4年目を迎えました。星空に興味を持ってもらえるようなページ作りを、今後も続けてゆきたいと思います。よろしくお願いいたします。
その一つとして、月に1つくらいのペースで不定期に星座を紹介するページをスタートする予定です。お楽しみに。

★ 注目の天文現象
星2   1日〜13日ごろ:水星の観望好期
星2   3日〜4日:しぶんぎ座流星群の活動ピーク
星2 16日〜21日:ISS(国際宇宙ステーション)が上空を通過

★ 今月の惑星
水星 ★ 上旬の17時半〜18時ごろ、南西の空低くに見えます。
金星 ★ 下旬以降、日の出前の南東の空低くに見えます。
火星 ★ 太陽に近く観望に適しません。
木星 ★ 18時ごろから19時〜20時ごろまで、南西の空に見えます。
土星 ★ 太陽に近く観望に適しません。

★ 日の出・日の入り時刻【奈良市】
  1日 出 7:04 / 入り 16:57
11日 出 7:04 / 入り 17:05
21日 出 7:01 / 入り 17:14
31日 出 6:56 / 入り 17:25

★ 月の満ち欠けと月の出・月の入り時刻【奈良市】
  3日 ★ 朔 (新月)
     出 07:35/入 17:18
10日 ★ 上弦(半月)
     出 11:55/入 00:58(翌日)
18日 ★ 望 (満月)
     出 17:18/入 08:02(翌日)
25日 ★ 下弦(半月)
     出 23:27(前日)/入 11:04

星図_202201b.png
タグ:星空
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