北斗七星の
柄のカーブをのばすとうしかい座の星々をたどって1等星アークトゥルスにたどり着きます。アークトゥルスをむすび目にして、2〜3等星が(さかさまの)ネクタイのような形にならんでいて見つけやすい星座です。20時〜21時ごろの時間だと、4月〜8月ごろに見ることができます。
北斗七星からアークトゥルスまでのカーブをのばすと、おとめ座のスピカにたどり着きます。これは「春の大曲線」とよばれます。

うしかい座の物語古代メソポタミア(3千〜5千年前)では、天の星を動かすシュパという神様とされていました。
ギリシャ神話では、女神アルテミスの
怒りを買って
熊にされたニンフ(
妖精)カリスト(おおぐま座)の息子アルカスのすがただというお話があります。

うしかい座の天体
アークトゥルスオレンジ色にかがやく1等星です。地球からのきょりは37光年で、夜空に見える星の中ではかなり近くにある星です。「アークトゥルス」は「
熊を守るもの」という意味です。熊というのはおおぐま座のことです。
中国では、
青龍の角に見たてて「大角」とよばれていました。日本では麦を
収穫する夏のはじめに見えるので「麦星」とよばれていました。
アルカルロプス(うしかい座ミュー星) 白い星が2つならぶ二重星です。「アルカルロプス」は「羊
飼いのつえ」という意味です。
双眼鏡や
望遠鏡で
観察してみましょう。
うしかい座ニュー星 オレンジ色と水色の2つの星がならぶ美しい二重星です。
双眼鏡や
望遠鏡で観察してみましょう。



紫色の大きい円は8倍くらいの
双眼鏡で見えるはんい(7度)、水色の小さい円は16倍の
望遠鏡(
国立天文台望遠鏡キットなど)で見えるはんい(2.5度)です。
2〜5
枚目の図はプラネタリウムソフト
Stellarium をもとに
作成しました。
posted by rihaku at 00:00|
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星空